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五領遺跡 ごりょういせき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

五領遺跡
ごりょういせき

埼玉県東松山市大字柏崎字東五領大谷地内に分布する,古墳時代前期の集落址。 1954年以来5回にわたって発掘調査され,総数 150ヵ所以上の竪穴住居址と,多量の遺物 (土器,石製品,土製品,鉄器など) が出土した。出土した遺物のなかには,従来未知の古墳時代前期の土器が存在し,遺跡にちなんで五領式土器と名づけられた。竪穴住居址は,古墳時代前期から奈良時代まで各時期のものがすべて含まれていて,古墳時代の竪穴住居の構造と集落形態の変遷が具体的に把握できた。五領式土器を出土する竪穴住居址は,中央の広場を囲んで計画的に配置され,農業共同体の単位集団が初めて明らかにされた。また鬼高式土器を出土する古墳時代中期の竪穴住居址には,すべてかまどが付設され,竪穴生活の発展が顕著であった。遺跡は未発掘の場所がまだあるが,東国の古代集落の研究に,多くの資料を提供する重要な遺跡であることはまちがいない。

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