出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
静岡県浜松市北区引佐(いなさ)町井伊谷に鎮座。祭神は後醍醐(ごだいご)天皇の皇子、宗良親王。親王は比叡山(ひえいざん)門跡寺院妙法院に入り尊澄(そんちょう)法親王と称し、天台座主(ざす)となったが、足利尊氏(あしかがたかうじ)が背くや還俗(げんぞく)し、征東将軍として遠江(とおとうみ)(静岡県)、駿河(するが)(静岡県)、信濃(しなの)(長野県)、甲斐(かい)(山梨県)、美濃(みの)(岐阜県南半部)、越中(えっちゅう)(富山県)、越後(えちご)(新潟県)などを転戦。1385年(元中2・至徳2)当地で崩じたと伝える。
1868年(明治1)神社造営の議がおこり、彦根(ひこね)藩主井伊直憲(いいなおのり)が先祖の縁で尽力、1872年に遷座した。旧官幣中社。例祭は9月22日。
[平泉隆房]
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