共同通信ニュース用語解説 「人工細菌」の解説
人工細菌
化学的に合成したDNAなどを用いて作り出した細菌。2010年にクレイグ・ベンター博士らが生きた細菌を初めて作製した。人工的に新しい性質を持った生物や生命機能を作る「合成生物学」の流れをくんでおり、02年には米チームが遺伝情報をもとに細菌より単純なポリオ(小児まひ)ウイルスを合成している。有用な薬の開発や食料生産の効率化などの応用が期待される一方、生態系の破壊や殺傷力の強い生物兵器の開発につながると警戒する声もある。
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