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人格神 じんかくしんpersonal gods

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

人格神
じんかくしん
personal gods

宗教学の用語。単に人間の形をもっているだけでなく,固有の知性意志をそなえ,独立した個体的存在として考えられたまたは神聖なるものをいう。キリスト教の神ヤハウェやイスラム教における神アッラー典型

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デジタル大辞泉の解説

じんかく‐しん【人格神】

人間性をもつ超越的存在。知性・情念・意志を兼備して、人間とかかわりをもつとされ、と比べて個性がはっきりしている。

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大辞林 第三版の解説

じんかくしん【人格神】

人間的な容姿・意志・感情をもって、人間と交わりを結ぶと信じられている神。いわゆる未開宗教におけるマナのような力の観念や近世の合理主義的宗教における神性の観念に対比して、特に人格性の明瞭な崇拝対象をいう。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

人格神
じんかくしん

人間と同じように意志、感情をもち、行動すると考えられている神。これに対し、宇宙には世界の運行を支配する無定形の力が存在すると考えるのを汎神(はんしん)観という。古代ギリシアやローマの神々が人格神の一例であり、また現在の未開社会にもしばしばみられる。人格神はたいてい人間とその社会を反映しており、たとえば、諸人格神の間に家族関係、親族関係や、対立とか同盟の関係があったりする。古代ギリシア、ローマ、北欧、インド、イランなどインド・ヨーロッパ語族の神話では、神々は祭司・主権者の神々、戦士の神々、生産者の神々の3種に分類されており、これは、人間社会における身分の違い(たとえばインドの四姓)を神々の世界に投影したものと考えられている。[板橋作美]

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