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今良 コンリョウ

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デジタル大辞泉の解説

こん‐りょう〔‐リヤウ〕【今良】

律令制で、賤民から良民となった者。主殿寮(とのもりょう)に属し、皇居の掃除などの雑役に従事した。こんら。ごんろう。

ごん‐ろう〔‐ラウ〕【良】

こんりょう(今良)

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世界大百科事典 第2版の解説

ごんろう【今良】

日本古代の身分の一つ。日本古代の官有賤民である官奴婢(公奴婢。官有賤民は,陵戸を別にすれば,官奴婢が中心で官戸は少数であった)は8世紀半ば以降,集団的に解放(放賤従良)されて良民とされていった。しかし,解放後も今良という新しい隷属身分を与えられ,大部分は引き続き官奴婢と同様に内裏・後宮や中務・宮内省系諸官司での火炬・水汲・担夫などの労役に従事させられた。今良とは新たに良民になったものという意味である。

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大辞林 第三版の解説

こんら【今良】

律令制下、賤民から解放されて良民となった者。主殿寮とのもりように属し、掃除・水汲みなど雑役に従事した。こんりょう。ごんろう。いままいり。いまよし。

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世界大百科事典内の今良の言及

【賤民】より

奴婢は奴隷的存在形態自体により卑賤視されたのであるが,官有賤民の場合には罪の穢に対する卑賤観も働いていたと考えられる。8世紀半ばの官有賤民の今良(ごんろう)身分への解放を端緒として,789年(延暦8)には良賤間の所生子を良民とすることに改めてから,陵戸以外の官私賤民は激減し,律令賤民制は解体していったが,卑賤観念や穢の観念により人間を差別し賤民身分とすることは,平安中期以降の新たな賤民制の出発点となったのである。奴隷被差別部落【石上 英一】。…

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