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仲長統 ちゅうちょうとう Zhong-Chang Tong; Chung-ch`ang T`ung

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

仲長統
ちゅうちょうとう
Zhong-Chang Tong; Chung-ch`ang T`ung

[生]光和2(179)
[没]建安25(220)
中国,後漢末の学者。字は公理。山陽,高平 (山東省鉅野県) の人。群書に通じ,直言を好んだ。尚書郎となり,次いで曹操の軍事に参画した。古今の治乱を論じて『昌言』 34編を著わした。

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世界大百科事典 第2版の解説

ちゅうちょうとう【仲長統 Zhòng Cháng tŏng】

179‐220
中国,後漢の思想家。字は公理,山陽高平(山東省)の人。一時,官に仕えたが,世俗に同調するのをいさぎよしとせず,辞去して家に帰り,《昌言》34編を著した。その批判主義は,政治論とともに思想史的にも特異な評価を与えられ,とくに倫理説は注目される。父子の関係を規制する原理として理性的な〈〉を重んじ,親の意向に逆らっても〈義〉に合する言動こそ真の〈孝〉であると説き,自律的な人間像を提示した。【日原 利国】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

仲長統
ちゅうちょうとう
(180―220)

中国、後漢(ごかん)末の思想家。字(あざな)は公理。山陽郡高平(山東省)の人。学問を好み、書物を渉猟、文章家でもあった。二十数歳のころ周辺の州郡を遍歴し、有能の士と交際する。度量が広く、こだわることなく直言し、「狂生」と評された。時勢、風雲の急なるを察してか、州郡の招きに応ぜず、人世には清談の徒のごとき冷静な目をもっていた。のちに荀(じゅんいく)によって尚書郎に抜擢(ばってき)され、また曹操(そうそう)の幕下となる。古今、時俗の行事を論説し、発憤嘆息して『昌言(しょうげん)』34篇(へん)を著した。書は散逸し断片断章を残すのみであるが、人事を本(もと)とし、天道を末とする観点は、既存の天命観に対する批判となり、また、新たな政権を予言するものともなっている。[大久保隆郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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