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企業責任 きぎょうせきにん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

企業責任
きぎょうせきにん

企業がその活動によって他人に与えた損害を賠償すべき責任をいう。現代資本主義下の大企業では,その活動において従来みられなかった鉱害,煙害などの公害源となったり,自動車事故などの危険や災害を伴うことが多い。しかも,このような公害,危険はその被害者にとって予防不可能なものが多く,また加害者の過失を立証することの困難がつきまとうので,このような活動を営み,しかも多大の利益をあげている企業に対し,被害者保護のため,たとえば無過失賠償責任のように通常よりは重い責任を負わせることが課題となってきた。 (→無過失責任 )

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デジタル大辞泉の解説

きぎょう‐せきにん〔キゲフ‐〕【企業責任】

企業がその活動によって他人に与えた損害を賠償する責任。鉱害・煙害・交通事故などに対する賠償など。→無過失責任主義

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世界大百科事典 第2版の解説

きぎょうせきにん【企業責任】

企業活動にともなう損害につき,企業自身が負担する賠償責任。企業責任は日常語として,道義的責務や経済的負担など多義的に使われているが,法律的には,法令違反など違法な行為について企業者が負担する法律上の責任を指す。したがって,いわゆる企業犯罪に対する刑事責任を意味する場合もあるが,この場合には,個人の責任が原則であって,企業もしくは組織体が刑事責任を負うことはまれである。もっとも近時,いわゆる公害関係行政刑法など,企業自身の刑事責任(たとえば罰金)を規定する法律が散見されるに至っている。

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大辞林 第三版の解説

きぎょうせきにん【企業責任】

公害・労働災害など、企業が生産活動によって他人に与えた損害について直接に負うべき賠償責任。 → 無過失責任主義

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

企業責任
きぎょうせきにん

企業がその生産活動から生じる損害について、これを賠償する責任。企業は生産活動を通じて収益をあげているが、他方、各種の公害を生じさせており、それを企業は賠償するべきであるとの考え方に基づいた、無過失責任が提唱されている。[編集部]

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