コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

伊上凡骨 いがみぼんこつ

3件 の用語解説(伊上凡骨の意味・用語解説を検索)

百科事典マイペディアの解説

伊上凡骨【いがみぼんこつ】

木版画彫師。本名純蔵。徳島県生れ。浮世絵版画の彫師大倉半兵衛の弟子。明治時代における新聞・雑誌の挿絵は原画の複製木版画であったが,凡骨は洋画の筆触,質感を彫刀で巧妙に表現し,名摺師の西村熊吉の協力を得て,みごとな複製版画を作った。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

伊上凡骨 いがみ-ぼんこつ

1875-1933 明治-昭和時代前期の木版彫師。
明治8年5月21日生まれ。24年に上京,初代大倉半兵衛に木版彫刻をまなぶ。33年「明星」の挿絵で注目される。水彩画や素描の質感を木版でたくみに表現した。「光風」の口絵,竹久夢二の版画,夏目漱石らの本の装丁など,ひろい分野に活躍した。昭和8年1月29日死去。59歳。徳島県出身。本名は純蔵(三)。代表作に石井柏亭著「東京十二景」の挿絵。

出典|講談社 この辞書の凡例を見る
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

世界大百科事典 第2版の解説

いがみぼんこつ【伊上凡骨】

1875‐1933(明治8‐昭和8)
木版画彫師。本名純蔵。徳島県に生まれる。浮世絵版画の彫師・初世大倉半兵衛の弟子。近代の機械印刷術が未熟な明治時代は,新聞,雑誌の挿絵は原画の複製木版画で,木版工あるいは彫師が彫版した。凡骨はとくに腕のたつ彫師で,洋画家の水彩,素描のペンや色鉛筆クレヨンなどの筆触,質感を彫刀で巧妙に表現し,名摺師の西村熊吉の協力を得て,原画に近いみごとな複製版画を作った。雑誌《明星》所載の藤島武二ら洋画家の絵や,白馬会の機関誌《光風》の口絵にみる複製版画はその作例で,当時の拙劣なオフセット以上の効果を出している。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

伊上凡骨の関連キーワード三浦貞信木版刷河合博之川面義雄竹内悌三郎筒井正雄角田隆西野元服部正明三井高泰

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone