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会津磐梯山 アイヅバンダイサン

百科事典マイペディアの解説

会津磐梯山【あいづばんだいさん】

会津地方の民謡。1935年ごろレコード化されて全国に知られた。明治の初め越後から伝えられた新しい盆踊歌で,会津では《盆踊歌》《かんしょ踊》などとよばれた。〈小原庄助さん〉に始まる囃子詞(はやしことば)が特徴的である。

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世界大百科事典 第2版の解説

あいづばんだいさん【会津磐梯山】

福島県会津地方の盆踊歌。〈会津磐梯山は宝の山よ 笹に黄金がなりさがる〉という元歌は,会津地方の代表的民謡《玄如(げんじよ)節》の歌詞の転用。曲名は1935年ころ,小唄勝太郎がレコード化したときの命名で,会津では〈盆踊歌〉といい,踊りを〈カンショ踊〉と呼ぶ。カンショは方言で〈狂人じみた〉の意。明治初年ころ,新潟県西蒲原郡五ヶ浜村辺から来た油絞りの職人が歌と踊りとを伝えたという。【浅野 建二】

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大辞林 第三版の解説

あいづばんだいさん【会津磐梯山】

◇ 磐梯山のこと。
会津地方の民謡で、盆踊り唄。新潟の油絞り職人たちが働きに来て、故郷の盆踊り唄をうたったのが源流。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

会津磐梯山
あいづばんだいさん

福島県会津地方の民謡。同地方で盆踊り唄(うた)として歌われてきたもので、その源流は不明だが、新潟県越後(えちご)地方で盆踊り唄として歌われている『越後甚句(じんく)』が元であることは確かである。この唄が阿賀野(あがの)川沿いに若松街道経由で会津へ持ち込まれ、やはり盆踊り唄として利用されるようになったのは、江戸時代後期か末期のことと推定される。それが1935年(昭和10)ごろ小唄勝太郎によってレコード化されるおり、元唄にすべき歌詞を会津民謡の『玄如節(げんじょぶし)』の「会津磐梯山は宝の山よ 笹(ささ)に黄金(こがね)がなりさがる」を利用したため、曲名もその歌い出しをとって『会津磐梯山』とした。越後五ヶ浜(ごがはま)の油締め職人が会津若松市内の阿弥陀(あみだ)寺の境内で歌い踊ったのが始まりという説もあるが、近年、同系統の唄が県下に広く分布していることがわかってきたので、一集団が特定の所へ持ち込んだとは考えにくくなった。[竹内 勉]

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