体重計(読み)たいじゅうけい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

体重計
たいじゅうけい

体重を測定する器具。ばねの弾性を用いたばね秤と,分銅式のに大別される。分銅式が正確であるが,一般には軽便ばね式の台秤が使用されている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

体重計
たいじゅうけい

身体の重さを量る測定器具。一般に用いられるのは台秤(だいばかり)で、これにはスプリングを利用した自動式と、分銅を使っての手動式とがある。自動式のほうが手軽で便利なため多用されており、一目盛りが50~100グラムであるが、近年はデジタル表示で細かな数値が表示されるものが多くなった。量る前にはかならず指針(スタート)が目盛り0をさすように調整ねじまたはボタンで調節する。とくに集団検診のときなどは、測定の途中でこまめに調整する必要がある。持ち運びに便利な自動式小型のものは家庭用ヘルスメーターとして市販されている。手動式は、てこの原理を利用したもので、横棹(さお)が水平であるように調整してから用いる。分銅を用いて量るので正確度は高く、正確な数値を要求される病院や産院などで多く用いられる。老人や身体不自由者などの測定には、椅子(いす)などが付設されていたり、あるいは車椅子ごと測定できるようになっているなど、安全性が考慮されている。体重計は精密器械であるため、乱暴に扱ったり、錆(さび)をつけたりすると狂いやすい。
 測定する際は、体重計を水平で安定している場所に置く。裸体で測定するのが原則であるが、あとで衣服の重量を引いてもよい。
 体重測定は、成長発達の程度や健康状態、栄養状態を知る手掛りになるばかりでなく、病気治療のうえからは、与薬量の算定基準となる。体重は1日のうちにかなり変動するので、体重に直接影響を与える食事や運動の直後は避け、排便排尿後に測定することが望ましい。また、ある期間継続して測定する場合は、測定条件、時刻を一定にして行うようにする。近年の健康志向の高まりから、自己の身体をまるごとチェックできる体組成計(体組成とは脂肪や筋肉など体を構成する主要な組成分をいう)が目覚ましく開発されてきた。1台で体重はもちろんのこと、体脂肪・内臓脂肪・骨量・基礎代謝量・体内年齢・筋肉量・体水分の測定ができ、メモリー機能もあるので、継続的な健康管理機器として注目されている。家庭でも簡便に使用できるものが種々店頭に並んでいるので、自分が使いやすいものを選びたい。しかし、この体組成計は、ペースメーカーなどの医用電気機器を装着している人は使用できないので、注意が必要である。[山根信子]

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精選版 日本国語大辞典の解説

たいじゅう‐けい タイヂュウ‥【体重計】

〘名〙 体重をはかる機器。体重をはかるはかり。体重秤。
※仮面の告白(1949)〈三島由紀夫〉二「痩せた少年が、体重の上に立った」

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