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台秤 だいばかりplatform scale; platform weighing machine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

台秤
だいばかり
platform scale; platform weighing machine

看貫ともいう。載せ台の物体の質量を,てこを利用してはかる計器。載せ台に加えられた重さを,てこによって目盛りのついたさお秤に伝え,分銅の加減や移動によって質量をはかる。2本以上のてこを組合せて,てこ比を大きくしてあるので大重量のものが測定できる。秤量範囲は 20kg~50t程度。荷重の検出機構には手動と自動があり,精度が 0.01%以上の高性能のものもある。使用目的に応じて,遠隔指示,記録,定量装置,料金指示などの機構がついている。一般に台秤と呼ぶのは体重や手荷物の計量に用いる手動式のものをさす。トラックや貨車など大重量用の台秤には,本体や指示部が地中などじゃまにならない場所に埋込まれたものがある。

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デジタル大辞泉の解説

だい‐ばかり【台×秤】

比較的大型の物の重さを量るはかり。量ろうとする物を台の上にのせ、その重量を、てこばねによって目盛りのある棹(さお)や盤に伝えるようにしたもの。看貫(かんかん)ばかり。

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世界大百科事典 第2版の解説

だいばかり【台秤 platform scale】

2本以上のてこの同一直線上にない3ヵ所以上で品物の載せ台を支えたはかり。一般に,長機,短機と呼ばれるY字形てことV字形てことを並列に組み合わせ4個の重点で載せ台を支え,台上に働く力はてこ比により縮小され,長機の力点からつり棒を介して目盛ざおに伝達される。目盛ざおは送りおもりと増しおもりとでつり合わせ,品物の質量は増しおもりと目盛ざおの目盛とから読み取る。秤量は20kg~50t,精度は1/2000~1/5000。

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大辞林 第三版の解説

だいばかり【台秤】

秤の一。台の上に量る物を載せ、ばねの伸縮、あるいは分銅の移動や増減によって示される目盛りを読む。かんかんばかり。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

台秤
だいばかり

重くかさばる物を計るため、計りてこを組み合わせて、その上に広い載せ台を設けた秤。長い間、秤は皿を吊(つ)った天秤(てんびん)とさお秤だけで、重くかさばるものは計りにくかった。皿を計り皿の上に支える上皿天秤と上皿さお秤は、17世紀に、フランスの数学者ロバーバル(ロべルバルとも。Gilles Personne de Roberval(1602―1675))の開発した補助のさおを使った平行運動機構(ロバーバルの機構)の発見によって実現したが、これらは単一のさお秤で皿の大きさに限界があった。そこで二つのてこをそれぞれフォーク形にして組み合わせ、この上に台を載せる秤が1774年イギリスで発明された。これがいまの台秤の始まりである。これ以後載せ台の大きさにも、重さにも制約はなくなり、数十トンの貨車まで計れるものがつくられるようになった。これらはてこを何段にも組み合わせて品物の荷重を受け、てこ比を利用している。最終的には目盛りざおと、その先端に加除する増しおもりと、目盛りざおに沿って動く送りおもりでつり合わせて質量を読み取り、これが一般に台秤とよばれる。一方この目盛りざおとおもりのかわりに、ばねの弾性とつり合わせるものがある。体重計などに用いられているが、これはばね式指示秤とよばれる。また振り子とカムを使って振り子の回転角とつり合わせるものがある。これは鉄道などに使われており、振り子カム式とよばれる。最近は弾性体の荷重によるひずみを電気抵抗の変化として取り出すものが多くなっており、電気抵抗式という。これらも広い意味における台秤である。[小泉袈裟勝・今井秀孝]

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