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信用貨幣 しんようかへい credit money

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

信用貨幣
しんようかへい
credit money

手形,小切手,銀行券など,信用に基づき本位貨幣の代用物として流通する貨幣。本位貨幣 (金貨) に対する用語で,信用通貨ともいう。貨幣の支払手段としての機能を代用するものとして商業手形に始り,その後銀行を中心とする近代的信用制度の発達とともに銀行券や小切手など銀行信用が主たる信用貨幣となり,貨幣の流通手段としての機能をもつにいたった。

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デジタル大辞泉の解説

しんよう‐かへい〔‐クワヘイ〕【信用貨幣】

貨幣代用物として流通し、本来の貨幣の支払約束をあらわす債務証書。銀行券預金通貨など。

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百科事典マイペディアの解説

信用貨幣【しんようかへい】

信用を基礎にして流通する貨幣(厳密には貨幣代用物)。基本的には支払手段としての貨幣機能から生じたもので,最初に商業信用に基づいて商業手形が信用貨幣になったが,銀行信用の発展に伴い,これを基礎にして流通する銀行券が現代の代表的な信用貨幣になっている。
→関連項目銀行券信用創造名目貨幣

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大辞林 第三版の解説

しんようかへい【信用貨幣】

信用証券が債権・債務関係の当事者以外の第三者に広く受容されて、貨幣の代用物として機能するようになったもの。銀行券・手形・小切手など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

信用貨幣
しんようかへい
credit money英語
Kreditgeldドイツ語

券面金額を支払うと約束した債務証書で、支払いを信認する人々の間で流通し、その結果貨幣機能を果たすものをいう。具体的には商業手形、銀行券、預金通貨などをさすが、信用貨幣の流通は、近代的信用制度の発展とともに拡大してきた。信用貨幣はまず、商品の掛け売買に伴う支払約束書(商業手形)が債権者によって裏書譲渡されることによって購買・支払手段として用いられたことに始まり、この手形流通を基礎として銀行の一覧払債務証書である銀行券の流通へと進んだ。銀行券の流通は、商業手形の流通(商業信用)を代位する形、すなわち手形の割引によってなされるが、券面金額の小額化、統一化によって、しだいに商取引の分野だけでなく小口取引の分野においても流通するようになった。さらに、中央銀行による銀行券発行の集中・独占化、中央銀行券への法貨規定の付与によって銀行券の統一が進み、現金化するに至ると、中央銀行に発券機能を奪われた預金銀行は、小切手制度や帳簿振替取引の発展のなかで、銀行券にかわる信用創造の手段として預金通貨(当座預金)を生み出し、それが今日、商品取引における中心的な信用貨幣の地位を占めている。
 なお、不換化した今日の中央銀行券を信用貨幣とみるべきか否かについては見解が分かれており、また、金との交換性が停止された国際通貨ドルの流通根拠に関連して、近年改めて信用貨幣の定義をめぐる議論が活発化している。[齊藤 正]

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