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個人保証 コジンホショウ

デジタル大辞泉の解説

こじん‐ほしょう【個人保証】

企業が金融機関から融資を受けるとき、経営者や家族・親族など個人が返済を保証すること。
[補説]中小企業などへの融資について、経営者以外の第三者による個人保証を禁止し、経営者の保証債務も支払い能力等を考慮して減免できる制度の創設が検討されている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

個人保証
こじんほしょう

中小企業が金融機関から借り入れを行う場合に、経営者やその親族が債務返済を保証すること。日本独自の商慣習である。返済が滞った場合には、保証人となっている個人が土地・建物、生命保険など、さまざまな財産を処分して返済にあてる。金融機関としては貸し倒れリスクを軽減できるものの、借りる側は経営が傾いた際に大きなリスクを負うことになる。そのため成長性のある有望な企業であっても、借金を伴うような事業拡大には躊躇(ちゅうちょ)する傾向が強く、経済の活性化を妨げている面があった。とくに、期限をくぎらず、かつ返済金額の上限も定めていない「包括根保証」は、債務の規模によっては非常に過酷であり、自殺に追い込まれる経営者も少なくなかった。
 そこで、2005年(平成17)の民法改正により包括根保証は無効とされた。しかし、包括根保証が禁止されたとはいえ、経営が傾けば個人保証をした経営者やその親族の生活が破壊されることには変わりはなく、経営者が再挑戦する機会も奪っていた。政府は2013年1月に閣議決定した「日本経済再生に向けた緊急経済対策」で「個人保証制度の見直し」を明記した。金融庁と中小企業庁は、倒産などにより借金を返済できなくなった場合にも、経営者や家族の生活に必要な資産を守るような規制を検討している。[編集部]

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