コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

光弾性 こうだんせい photoelasticity

6件 の用語解説(光弾性の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

光弾性
こうだんせい
photoelasticity

弾性体が外力により変形して光学的異方体となって,複屈折を起す現象。その変形の模様は透明な物体でなければ観測できないので,多くの場合,知りたい物体の模型を透明なプラスチックなどでつくって実験を行う。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

こう‐だんせい〔クワウ‐〕【光弾性】

外力を受けてひずんだ弾性体に光を照射すると複屈折を起こす性質。その干渉縞から、弾性体内のひずみの分布を知ることができる。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

光弾性【こうだんせい】

光(ひかり)弾性,光塑性とも。ガラスセルロイド合成樹脂のような透明弾性体で作った模型に外力を加え,力と直角の方向に偏光を通過させ,偏光板を通して観察すると,縞(しま)模様が現れる現象。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

こうだんせい【光弾性 photoelasticity】

光弾性(ひかりだんせい)ともいう。等方で等質な透明物体に外力を加えて応力状態下におくと,この物体は等方性を失って複屈折性を示す光学的異方体になる。この現象は光弾性効果と呼ばれ,1816年イギリス物理学者ブルースターDavid Brewster(1781‐1868)によって見いだされた。この光弾性効果に基づいて,弾性体内の応力分布に対応した複屈折の効果を光学的に測定して応力を解析しようとする実験的方法が光弾性試験で,これを単に光弾性と呼ぶ場合が多い。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

こうだんせい【光弾性】

外力が加わってひずんだ弾性体が、光に対して複屈折を起こす性質。複屈折によって生ずる光の干渉により縞模様が現れ、物体内の応力分布を推定できる。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

光弾性
こうだんせい

透明なプラスチックやガラスは、通常の状態では光に対して複屈折を示さないが、これに外力を加えひずませると、このひずみに応じて複屈折を示すようになる。この現象を光弾性という。この複屈折は主応力の差に比例し(ブルースターの法則)、その比をその物質の光弾性定数という。
 に示すように、このような物体に円偏光子(偏光子と四分の一(しぶんのいち)波長板を組み合わせたもの)を通して円偏光になった光を入射し、出てきた光を円検光子(四分の一波長波と検光子を組み合わせたもの)を通して物体の像を見ると、物体のひずみによる複屈折のために干渉縞(じま)が見える。この干渉縞のパターンから物体中の応力の分布がわかる。この方法は1816年にブルースターによって創案された。構造物や機械部品などに力が加わったとき、どのような応力の分布が生ずるかを調べることは設計上きわめて重要であり、構造物などの模型を光弾性材料でつくって、その応力分布を実験的に調べることができる。[和田八三久]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の光弾性の言及

【応力】より


[応力の測定法]
 物体内で応力が一様に分布することがわかっている場合,例えば引張試験では物体に作用する外力を測れば,(外力)/(物体の断面積)で応力が求められる。応力分布があらかじめ予測できない場合には光弾性を利用した測定法が有効である。これはガラスやエポキシ樹脂などの材料に応力が作用しているとき,そこを通過する光の偏光面が回転する性質を利用したもので,光の干渉により生ずる干渉縞の分布から応力の分布や大きさを解析する。…

【光弾性】より

…光弾性(ひかりだんせい)ともいう。等方で等質な透明物体に外力を加えて応力状態下におくと,この物体は等方性を失って複屈折性を示す光学的異方体になる。…

※「光弾性」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

光弾性の関連キーワード弾性振動弾性率高弾性ゴム弾性弾性ゴム弾性力形状弾性弾性糸光弾性効果光弾性の法則

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

光弾性の関連情報