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入鹿池 いるかいけ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

入鹿池
いるかいけ

愛知県北西部,犬山市の南東部にある貯水池。東西約 1km,南北約 3km,面積 166万m2,有効貯水量 1520万m3尾張第一,日本屈指の灌漑用水池。寛永9 (1632) 年築堤。これにより原野 1600haが開田された。池の西部丘陵に明治村が建設されるなど,池の周辺は観光開発が盛んとなっている。

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世界大百科事典 第2版の解説

いるかいけ【入鹿池】

愛知県犬山市の南東にある灌漑用貯水池。元来,丹羽・春日井両郡の東部,犬山扇状地にある村々は灌漑用水に乏しく,ほとんど畑地・荒地であったのを水田化すべく築造したもので,1628年(寛永5)に尾張藩の手で江崎善左衛門ら入鹿六人衆が中心となって営まれた。池になった所は三方を山に囲まれ,わずかに南方だけが開けて,尾張丹羽郡,美濃可児郡の諸渓流を集めた五条川が熱田湾に流出していたのを,堤防を築いてせき止めたものである。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

入鹿池
いるかいけ

愛知県犬山市南東部にある人造湖。池畔に明治村がある。周囲16キロメートル、面積1.66平方キロメートル。1632年(寛永9)に着工、1633年に完成した農業用水池。江崎善左衛門(ぜんざえもん)ら入鹿六人衆が、尾張(おわり)藩主徳川義直(よしなお)の許しを受けて造成した。池になった所は、今井、小木(こき)、奥入鹿などの小河川がここで大川となり、銚子口(ちょうしぐち)から鞍ヶ淵(くらがふち)を経て羽黒川へ落ちていた、その狭い谷、銚子口をせき止めたもので、入鹿村(農家160戸)は池底に沈んだ。現在も農業用水として犬山市、小牧(こまき)市、丹羽(にわ)郡の田地を潤している。なお、近くに秩父中・古生層の尾張富士(275メートル)、本宮山(ほんぐうさん)(293メートル)がそびえ、池と明治村、丘陵と山に囲まれた自然と歴史の観光地で、飛騨木曽川(ひだきそがわ)国定公園の一部。[伊藤郷平]

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