公事方(読み)クジカタ

  • ▽公事方

大辞林 第三版の解説

江戸時代、裁判関係の事務を扱う役。特に幕府では、勘定奉行およびその下での裁判関係担当者。

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙
① 江戸時代、公事(裁判)関係の事務。また、それをつかさどる役人。〔科定類聚(古事類苑・官位七二)〕
※禁令考‐前集・第二・巻一五・寛保三年(1743)一一月一七日「勝手方公事方事務取扱の定 〈略〉公事方え可付分」

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世界大百科事典内の公事方の言及

【勘定奉行】より

…勘定組頭は64年(寛文4)初めて6人が置かれ,御殿詰,上方,関東方に分けられていたが,1723年(享保8)この区分は廃止され,勘定奉行による一元的代官統制が実現した。1721年勘定所職務は司法を行う公事方と財政事務を行う勝手方に分かれ,翌年勘定奉行,勘定吟味役も双方に分かれ2人ずつ1年交代で勤務した。公事方は役宅で,勝手方は御殿,下勘定所で執務した。…

【公事】より

…訴訟としての公事は戦国大名において一般的に用いられ,さらに江戸幕府では公事といえば訴訟をまず意味するようになった。〈公事方〉とは訴訟を取り扱う裁判機関を意味し,《公事方御定書》と呼ばれる訴訟・裁判にかかわる法令や手続の書物も編集された。【五味 文彦】。…

※「公事方」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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