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六諭衍義 リクユエンギ

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デジタル大辞泉の解説

りくゆえんぎ【六諭衍義】

中国、末・初の人范鋐(はんこう)が平易な口語で「六諭」を解説した書。日本には琉球を経て江戸中期に伝わり、幕府は室鳩巣(むろきゅうそう)に「六諭衍義大意」を作らせた。

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世界大百科事典 第2版の解説

りくゆえんぎ【六諭衍義 Liù yù yǎn yì】

中国,明の太祖が1397年(洪武30)発布した6項目の聖諭,すなわち六諭に対する解説書。明末ごろの人,会稽(浙江省紹興市)の范鋐(はんこう)(字は声皇あるいは縉雲)が著した。その内容は,〈父母に孝順なれ〉〈長上を尊敬せよ〉〈郷里に和睦せよ〉〈子孫を教訓せよ〉〈各おの生理(職業)に安んぜよ〉〈非為(非行)を為すなかれ〉という六諭ごとに解説をほどこし,関係する律令の条文を引き,故事,実例や詩をも加えて,一般にわかりやすくした民衆用の道徳教科書である。

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大辞林 第三版の解説

りくゆえんぎ【六諭衍義】

清代の道徳教本。一巻。范鋐はんこう著。康熙年間(1662~1722)成立。六諭を解説したもの。日本では江戸中期に幕府の奨励で各藩に流布し、さらに明治に入って教育勅語の成立に影響した。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

六諭衍義
りくゆえんぎ

六諭」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

六諭衍義
りくゆえんぎ

中国、明(みん)末清(しん)初期の人と推定される浙江(せっこう)省会稽(かいけい)の范(はんこう)が、六諭のいっそうの普及を図って、平易な口語を用いて「六諭」に解説を施したもの。民衆の道徳教戒(きょうかい)の書としてかっこうのものとみなされて、日本にも江戸期に流入し、翻刻されて一般に流布した。口語で書かれているため、それに通じていた荻生徂徠(おぎゅうそらい)の解読を経るなどの経緯により、わが国の中国口語研究史上にも名をとどめている。[溝口雄三]

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