脳溢血(読み)のういっけつ

百科事典マイペディアの解説

脳溢血【のういっけつ】

脳出血ともいう。壊死(えし)した脳小動脈壁が高血圧などの影響で破綻(はたん)を生じ出血すること。50歳以上の男性に多く,原因の大部分は動脈硬化症と高血圧症。発作時は意識消失,嘔吐(おうと),顔面紅潮,脳圧亢進による徐脈などを呈し,呼吸は深く,四肢は運動不能で,大小便の失禁などを起こす。大出血・室出血・脳幹出血は電撃性卒中といって発作と同時に死亡する場合が多い。発作後の脱落症状として,脳性片麻痺(まひ)(半身不随)を生じ,麻痺側では筋緊張が強い。麻痺が長引くと筋萎縮症を生じる。治療は,発作に対しては安静にして頭部を冷やし,降圧薬投与などを行う。時に外科療法も適用。後遺症に対してはマッサージ,運動練習,電気療法,脳血管拡張薬投与など。
→関連項目膝蓋腱反射成人病動脈瘤内出血脳塞栓脳卒中半盲めまい網膜出血

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世界大百科事典内の脳溢血の言及

【脳内出血】より

…脳内における出血をいい,一般に脳出血とか脳溢血(のういつけつ)といわれるものがこれにあたる。最も多いものは高血圧性脳内出血である。…

※「脳溢血」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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