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内国民待遇 ないこくみんたいぐう national treatment

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

内国民待遇
ないこくみんたいぐう
national treatment

条約の一方の当事国が,自国の領域内で他方の当事国の国民や産品に対して,自国民や自国産品に対して与えるのと同じ権利や特権を与えること。通商条約に規定されることが多い。内国民待遇の範囲は個々の条約により異なる。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵2015の解説

内国民待遇

外国商品や外国船舶あるいは外国人の自国内における租税、財産権、事業活動などについて、自国商品や自国民に与えるより不利にはならない待遇を与えるルールで、通常は二国間の通商航海条約相互主義に基づき規定されている。ガットの第3条では「いったん輸入されて自国領域に入った他の締約国の産品は同種の国内産品と同じ取り扱いを与えられる」としており、輸入品に対する内国税の高い課税や国内での販売、購入、輸送、分配、使用に関する法令上の不利な取り扱いを禁止している。

(永田雅啓 埼玉大学教授 / 松尾寛 (株)三井物産戦略研究所副所長 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

ないこくみん‐たいぐう【内国民待遇】

裁判・税金・契約や団体への参加、事業活動などに関して、相手国の国民を自国民と同等に待遇すること。

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百科事典マイペディアの解説

内国民待遇【ないこくみんたいぐう】

他国民を自国民と同様に待遇すること。航海,居住,事業,私法上の権利等の事項に関する内外人の差別待遇排除を目的とし,19世紀の自由貿易主義を反映して,ふつう通商航海条約で規定される。
→関連項目通商航海条約日米友好通商航海条約

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世界大百科事典 第2版の解説

ないこくみんたいぐう【内国民待遇】

自国の領域内で,自国民に与える待遇と同様の待遇を他国の国民にも与えることを内国民待遇といい,このような待遇を規定する条約の規定を内国民待遇条項という。これは,特定の事項についての内外人の差別待遇を排除しようとするもので,19世紀の自由貿易主義を反映して,一般に通商航海条約で採用されるに至った。一般国際法では国家がその領域内にある外国人の法的地位を原則として自由に決定できることから,内国民待遇条項が条約の中に規定される意義および必要があるのである。

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大辞林 第三版の解説

ないこくみんたいぐう【内国民待遇】

相手国の国民や産品を自国の国民や産品と同等に取り扱うこと。自国民待遇。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

内国民待遇
ないこくみんたいぐう
national treatment

ある国の領域内で他国の国民、産品、船舶などに与えられる待遇で、当該国のそれらの対象が同様の場合にその領域内で与えられる待遇よりも不利でないもの。つまり、この待遇は通商条約などに規定され、条約の相手国の国民などに自国民などと平等の待遇を与えることを約束するものである。19世紀以後のヨーロッパ諸国は、相互に相手国民に内国民待遇を与えた。今日では、世界貿易機関WTO)が国内での課税および規則に関する内国民待遇を規定したり、国際人権規約が人権保護に関する内国民待遇(内外人平等主義)を原則として規定するなど、国際関係において、この待遇は広範に認められている。[佐分晴夫]

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世界大百科事典内の内国民待遇の言及

【外国人】より

…しかし,今日では,国際人権規約などによって,国際法上の制約が大きくなったことが注目される。その結果,これまで,私権の享有についていわれていた内国民待遇ないし内外人平等主義が,公権(基本的人権)についても適用されるようになった。ただ,出入国在留管理権は,今日でも,国家の主権と独立の属性と解されているので,外国人は国民とは異なり,当該国のひろい裁量に服さねばならない。…

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