出光興産(読み)いでみつこうさん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

民族系資本で石油精製・販売をおもに行なう元売企業。1911年出光佐三出光商会として個人創業,1914年以後中国大陸,朝鮮台湾進出,1940年現社設立。第2次世界大戦後は海外資産のすべてを失ったが経営努力によって再出発,独特の経営方針で成長を続け,1951年には大型タンカー日章丸を建造して,他社にさきがけて自社輸送を開始。1957年徳山製油所,1963年千葉製油所を完成,1964年出光石油化学を設立,1967年には世界初の重油直接脱硫装置を完成させるなど民族系石油会社のリーダーとなった。この間 1962年には船舶部門を分離して出光タンカー設立,1971年日本海石油開発設立,1972年には石油開発公団共同出資で出光タイ石油開発を設立し,資源探査,開発に努め,石炭ウランなどを含めた総合エネルギー企業を志向。2004年出光石油化学と合併。長らく非上場の大企業として知られたが,2006年に東京証券取引所1部に上場し,創業家が経営から完全に撤退した。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

石油元売り大手で業界3位。本社は東京都千代田区丸の内3丁目。1911年の創業で、04年度の売上高は2兆3217億円、従業員数4693人(05年4月現在)。現在は非上場だが、東証1部に上場を計画中。愛知製油所(愛知県知多市南浜町)は、国内に4カ所ある同社の製油所では最も新しく、75年10月に稼働を開始。主に中部北陸地方で使われるガソリン灯油軽油LPガスなどの石油製品を生産している。97年に環境管理の国際規格「ISO14001」の認証を取得した。

(2006-03-17 朝日新聞 夕刊 1社会)

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日本の企業がわかる事典2014-2015の解説

正式社名「出光興産株式会社」。英文社名「Idemitsu Kosan Co., Ltd.」。石油・石炭製品製造業。明治44年(1911)前身の「出光商会」創業。昭和15年(1940)設立。本社は東京都千代田区丸の内。独立系石油元売り大手。給油所に掲げられている横顔マークのモチーフギリシャ神話アポロンウルトラマンCMも話題に。東京証券取引所第1部上場。証券コード5019。

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