コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

副腎皮質ホルモン フクジンヒシツホルモン

6件 の用語解説(副腎皮質ホルモンの意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

ふくじんひしつ‐ホルモン【副腎皮質ホルモン】

副腎皮質から分泌されるステロイドホルモンの総称。グルココルチコイドコルチゾールミネラルコルチコイドアルドステロンなど。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

副腎皮質ホルモン【ふくじんひしつホルモン】

コルチコイドとも。副腎皮質から分泌されるステロイドホルモンの総称。ミネラルコルチコイドとグルココルチコイドに大別される。前者はナトリウムカリウムなどの代謝にかかわるもので,アルドステロン,デオキシコルチコステロンなどがこれにあたる。
→関連項目ケンドルコルチゾンステロイド副腎ホルモン療法

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

栄養・生化学辞典の解説

副腎皮質ホルモン

 副腎の皮質から分泌されるホルモンで,ステロイドホルモンであるグルココルチコイド(コルチゾール,コルチコステロンなど),ミネラルコルチコイド(アルドステロン),性ホルモンがある.

出典|朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

ふくじんひしつホルモン【副腎皮質ホルモン adrenocortical hormone】

副腎皮質から生成・分泌されるステロイドホルモンの総称で,同じ作用をもつ合成物質を含めてコルチコイドcorticoidまたはコルチコステロイドcorticosteroidともいう。副腎皮質ホルモンには,糖質コルチコイド(グルココルチコイドglucocorticoid)であるコルチゾール,コルチゾン鉱質コルチコイド(ミネラルコルチコイドmineralocorticoid)であるアルドステロン副腎性アンドロゲンであるデヒドロエピアンドロステロン,アンドロステンジオンなどがある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

ふくじんひしつホルモン【副腎皮質ホルモン】

副腎皮質から分泌されるホルモンの総称。生命維持に必須で、体内における無機質・水分代謝の調節を行うもの、血糖値の上昇、肝臓におけるグリコーゲンやケトン体の生成を促進するもの、および雄性ホルモンがある。化学的にはいずれもステロイドで、抗アレルギー作用・抗炎症作用が顕著なものは、薬剤として利用される。コルチコイド。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

副腎皮質ホルモン
ふくじんひしつほるもん

副腎皮質より分泌されるステロイドホルモンの総称。コレステロールを原料として生合成される脂溶性ホルモンである。腎臓の上部に位置する総重量8~10グラム内分泌腺(せん)を副腎という。副腎の中心部には外胚葉(がいはいよう)由来の髄質が存在し、その周囲を中胚葉由来の皮質が取り囲んでいる。
 副腎皮質は外側より球状層、束(そく)状層および網(もう)状層の3層から構成されている。球状層では鉱質コルチコイドの1種であるアルドステロンが産生される。アルドステロンは腎臓の遠位尿細管に作用してナトリウムの再吸収およびカリウムと水素イオンの分泌を促進する。束状層からは主として糖質コルチコイドの1種であるコルチゾール(ヒドロコルチゾン)というホルモンが分泌される。コルチゾールは脂肪の分解や骨格筋におけるタンパク質の分解を促進する。その他、コルチゾールは肝臓におけるグリコーゲンの合成を亢進(こうしん)させ、免疫系を抑制し、骨形成の抑制と骨吸収の促進、さらには鉱質コルチコイド様活性などのさまざまな機能を有している。網状層からはおもに副腎アンドロゲンとよばれる雄性(男性)ホルモンが分泌される。
 コルチゾールや副腎性アンドロゲンの分泌は主として脳下垂体前葉から分泌される副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)によって調節されている。一方、アルドステロンの分泌は主としてレニン‐アンギオテンシン系により調節される。レニンは腎臓の傍(ぼう)糸球体細胞で産生される酵素であり、血中でアンギオテンシノーゲンをアンギオテンシンに分解する。アンギオテンシンはさらに肺循環中にアンギオテンシンへと分解され、それが副腎に作用してアルドステロンが分泌される。
 副腎皮質ホルモンの分泌異常症としては、アルドステロンの分泌亢進により高血圧および低カリウム血症がおこる原発性アルドステロン症、コルチゾールの過剰により肥満、高血圧、筋萎縮(いしゅく)、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)や耐糖能障害などをきたすクッシング症候群、およびコルチゾールやアルドステロンの欠乏により、脱力、体重減少、食欲不振、低血圧などをきたすアジソン病などがある。
 ステロイドホルモンは脂溶性のリガンド(情報伝達物質)であり、血液中では結合タンパク質と結合して存在するが、遊離型となって標的細胞内に入り、受容体と結合して核内へ移行する。ステロイドー受容体の複合体は標的遺伝子上の糖質コルチコイド応答配列あるいは鉱質コルチコイド応答配列に結合し、遺伝子発現を制御する。ステロイドホルモンは他のホルモンと比べ、その受容体が非常に多くの組織に存在するため、ステロイド薬は広範囲の疾患に有効である反面、副作用も広範囲におきる。[小泉惠子]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の副腎皮質ホルモンの言及

【アルドステロン】より

副腎皮質ホルモンの一つ。副腎皮質から分泌されるステロイドホルモンには,ナトリウムイオンNa,カリウムイオンKおよび水分代謝作用の強い鉱質コルチコイドと,糖代謝等に対する作用の強い糖質コルチコイドの2種類がある。…

【ACTH】より

…脳下垂体前葉から分泌されるペプチドホルモンの一つ。副腎皮質に働いて副腎皮質ホルモンの生合成と分泌を促す作用をもつ。39個のアミノ酸からなり,分子量約4500。…

【ホルモン】より

…それらの機能についてはまだわかっていないので,これらの物質をホルモンといえるかどうかわからない。(8)副腎皮質ホルモン 副腎のステロイド生産組織から分泌されるステロイドホルモンで,糖質コルチコイドとしては,哺乳類では主としてコルチゾルでコルチコステロンもいくらか分泌する。ネズミとウサギは主としてコルチコステロンを分泌する。…

【ホルモン剤】より

…大量の薬用量での薬理的効果の利用である。また副腎皮質ホルモン(糖質コルチコイド)も,臨床的に抗炎症剤として最も広範囲に使われているが,これも生体内の分泌量ではその治療効果は期待できない。糖質コルチコイド本来の作用を抑え,抗炎症作用が相対的に著しく高くなるような合成誘導体が種々開発されていることは,薬理作用を積極的に利用しようとする結果である。…

※「副腎皮質ホルモン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

副腎皮質ホルモンの関連キーワードステロイドホルモン副腎皮質副腎皮質刺激ホルモン鉱質コルチコイドステロイド剤コルチコステロイド副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン副腎ホルモンメチラポンコルチコステロイド (corticosteroids)

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

副腎皮質ホルモンの関連情報