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創造的進化 そうぞうてきしんか L'Évolution créatrice

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

創造的進化
そうぞうてきしんか
L'Évolution créatrice

フランスの哲学者アンリ・ベルグソンの著作 (初版 1907) 。在来の進化論を批判し,新しい進化論を打出した。初めに生のみがある。この生は展開していくが,それには2つの方向があり,下向するものは生の力を失って物質となり,上向するものはエラン・ビタールの本性を保持して創造力として自己を実現していく。

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デジタル大辞泉の解説

そうぞうてき‐しんか〔サウザウテキシンクワ〕【創造的進化】

《〈フランスL'évolution créatriceベルクソンの主著(1907年刊)の表題であるとともに、その哲学の根本概念。生命は、因果的、目的的な活動ではなく、予測できないような飛躍によって進化する創造的活動であるとする。→エランビタール

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大辞林 第三版の解説

そうぞうてきしんか【創造的進化】

ベルクソンの生の哲学の中心概念、およびその主著(1907年刊)の表題。生命は不断の創造的活動として持続し常に飛躍するものであり、完結した世界を前提とする目的論や機械論では説きえないと主張した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

創造的進化
そうぞうてきしんか
L'volution cratriceフランス語

ベルクソンの第三主要著作。1907年刊。発生論的見地からの知性論であると同時に生命論的宇宙論。知性は生の一所産にすぎず、生の全体を解明することはできない。目的論、機械論はともに偽りの包括的説明であり、宇宙は「生成の大洋」にして「予見不能」の「創造的進化力」に満ちている。中心、始原には「巨大な花火が炸裂(さくれつ)するように」「生の活力(エラン・ビタール)」が「絶えざる噴出を続け」ているはずで、地球上の諸生命体はその噴出力に対して物質のなしたもろもろの限定の所産にすぎず、植物では意識は「麻痺(まひ)」し、動物では創造力は「停滞」して再生力にとどまり、人間のみが創造力を保持しているが、しかし物質の限定を超えて始原の純粋創造力に合一するには至らない。個々の生命体との共感に生きる「芸術家的直観」がせいぜいで、「形而上(けいじじょう)学的直観」には「超人的」な認識力が不可欠であるとされる。[中田光雄]
『真方敬道訳『創造的進化』(岩波文庫)』

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