20世紀日本人名事典 「加藤正治」の解説
加藤 正治
カトウ マサハル
- 生年
- 明治4年3月10日(1871年)
- 没年
- 昭和27(1952)年3月16日
- 出生地
- 長野県
- 旧姓(旧名)
- 平林
- 別名
- 号=加藤 犀水(カトウ サイスイ)
- 学歴〔年〕
- 東京帝大法科〔明治30年〕卒
- 学位〔年〕
- 法学博士〔明治37年〕
- 経歴
- ドイツ、フランスに留学し破産法を研究、帰国後東大助教授、教授となり、民法、破産法、民事訴訟法などを講じた。昭和6年退官、名誉教授。その後中央大学総長となった。民事訴訟法学会会長、海法学会会長、三菱信託監査役なども歴任した。日本の破産法研究の開拓者で、大正12年に施行された現行破産法、和議法両法典の起草に参画、また海商法の研究にも業績を残した。著書に「破産法要論」「破産法研究」(全11巻)「海商法講義」などがある。一方で茶道、俳句などの趣味人としても知られ、没後「わさびた唄」が刊行された。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報