日本歴史地名大系 「十勝川・浦幌十勝川」の解説
十勝川・浦幌十勝川
とかちがわ・うらほろとかちがわ
十勝川は十勝地方を流れる一級河川。十勝川水系の本流。流路延長一五六・三キロ(うち指定区間一四九・三キロ)、流域面積九〇一〇平方キロ(うち平地三〇〇二・八平方キロ、山地六〇〇七・二平方キロ)。流路延長は道内で石狩川・天塩川に次いで第三位、流域面積は石狩川に次いで第二位。石狩山地南部の十勝岳連峰に源を発し、十勝平野内陸部の洪積台地と沖積平野を潤しながら東ないし南東に流れ、十勝支庁
久保寺逸彦編「アイヌ語・日本語辞典稿」に「カムイレヘ」、すなわち「大抵は雅語で詩歌や祈祷に使はれ日常使はぬ単語。神名。神称」の代表例の一つとして、十勝川を意味する「ルロカリペッ」があげられている。「ルロカリ」とは「海ヲ廻ツテ出ル」という意味という。アイヌ口承文芸に登場する「ミントゥチ」(河童と訳されることが多い)の神は、十勝川上流の村で出現し、その後
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報