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双ヶ丘(読み)ならびがおか

百科事典マイペディアの解説

双ヶ丘【ならびがおか】

京都市右京区の御室(おむろ)にある陵。標高116mの一ノ丘が北側にあり,それより低い二ノ丘,三ノ丘が南に並ぶためこの名がある。国指定名勝。三つの丘の山腹に計19基の古墳があり(双ヶ丘古墳群),西麓に妙心寺,法金剛(ほうこんごう)院,北麓に仁和(にんな)寺が建つ。またかつては三ノ丘東麓に双池があった。平安京の北西郊に位置して一帯は古くから天皇の遊猟地となり,また山麓には貴族の山荘が営まれた(その一つである右大臣清原夏野宅がのち法金剛院となる)。《徒然草》の著者吉田兼好は一時期,二ノ丘西麓に住んだと伝え,一ノ丘東麓の長泉寺境内に兼好の墓と歌碑がある。双ヶ丘,双池はともに歌枕
→関連項目宇太野

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世界大百科事典 第2版の解説

ならびがおか【双ヶ丘】

京都市右京区御室にある丘陵名。一の丘,二の丘,三の丘の三つの小丘から成るためこう呼ぶ。双岡,双岳とも記され,平安京西郊の名勝として古くから著名であり,847年(承和14)には丘の東墳が従五位下に叙されるというほどであった。付近には仁和寺や,双岡大臣と号された右大臣清原夏野の山荘などが営まれた。また中世には兼好法師が二の丘のふもとに住んで《徒然草》を執筆している。三の丘の麓にあった双池とともに,歌枕でもあった。

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