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反魂香 ハンゴンコウ

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デジタル大辞泉の解説

はんごん‐こう〔‐カウ〕【反魂香】

それをたくと死者の魂を呼びもどして、その姿を煙の中に現すという想像上の香。中国の漢の武帝が、夫人の死後、恋しさのあまり香をたいてその面影を見たという故事による。

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デジタル大辞泉プラスの解説

反魂香(はんごんこう)

古典落語の演目のひとつ。「高尾名香」「高尾の亡霊」とも。八代目三笑亭可楽が得意とした。オチは間抜オチ。主な登場人物は、長屋の衆。

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大辞林 第三版の解説

はんごんこう【反魂香】

〔漢の武帝が李夫人の死後この香をたいてその面影を見たという故事から〕
火にくべると、煙の中に死者のありし日の俤おもかげを見せるという香。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

反魂香
はんごんこう

(た)けば死人の魂を呼び返し、その生前の姿が煙の中に現れるといわれる想像上の香。返魂香ともいう。中国の漢の武帝は、李(り)夫人を失った悲しさのあまり、夫人のおもかげを求め、方術士に命じて西海聚窟(しゅうくつ)州にある香木反魂樹から名香反魂香をつくらせ、この香を薫じて夫人の魂を呼び返して再会がかなったという故事による。反魂香の原料になったといわれる反魂樹もまた想像上の樹木である。この怪異的な故事は、わが国の戯曲などによく用いられるところとなる。初め能楽、謡曲に取り入れられ、のちに近松門左衛門がこれを怨霊事(おんりょうごと)の趣向に仕立てた浄瑠璃(じょうるり)『傾城(けいせい)反魂香』(1708、大坂・竹本座初演)が大当りをとってからは、歌舞伎(かぶき)などでも代表的な趣向の一つとなった。[棚橋正博]

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世界大百科事典内の反魂香の言及

【反魂丹】より

…それは越中売薬の行商が配置販売方式を採用し,現物を先渡しして翌年使用済みの分だけの代金を受け取り,残品は新品と交換し,さらに補充配置するという行商方式で全国に行商圏を広げていたからである。反魂丹は死者の魂をよび返すとされた反魂香にあやかって,死(ひんし)の病者を回復させる効能があるとして,中国でつけられた薬名である。しかし,日本の反魂丹は中国のそれとは違って,《儒門事親(じゆもんじしん)》に見える妙功十一丸に近い内容の丸薬である。…

※「反魂香」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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