嘘発見器(読み)ウソハッケンキ

デジタル大辞泉 「嘘発見器」の意味・読み・例文・類語

うそ‐はっけんき【×嘘発見器】

心理学の実験器械で、緊張感情動揺などによって皮膚電気抵抗が変わることを利用して、例えば被疑者供述うそかどうかを検査する装置。正式には精神電流反射計、または電流皮膚反射計。ライディテクター。

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精選版 日本国語大辞典 「嘘発見器」の意味・読み・例文・類語

うそ‐はっけんき【嘘発見器】

  1. 〘 名詞 〙 被験者にいろいろな質問をし、その反応から供述の真偽を確かめる装置。皮膚電気反射呼吸脈搏など精神活動に即応する生理的変化を記録するようにしたもの。正式には精神電流反射計、または電流皮膚反射計。ライディテクター。ポリグラフ
    1. [初出の実例]「あの顔は偽ることのできないものだ。こういう真実というものは、嘘発見器よりも確かだぜ」(出典:不連続殺人事件(1947‐48)〈坂口安吾〉一七)

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百科事典マイペディア 「嘘発見器」の意味・わかりやすい解説

嘘発見器【うそはっけんき】

一般にはポリグラフとも呼び,1921年カナダのジョン・A.ラーソンによって発明された。質問に対して虚偽答えをしたときの情動に伴う生理的変化を測定して,嘘を発見する装置。この測定の代表的なものは,精神電気反応を利用したもので,皮膚に全く感じない程度の弱い電流を通じ,情動が生じた際の電流の変化を増幅する。その他,血圧脈拍,呼吸の変化も参考になり,これらの変化を総合的に記録し,判定する装置(ポリグラフ)も作られている。刑事訴訟法上,その利用には疑問が多く,米国では証拠能力を認められていない。
→関連項目精神電流現象

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「嘘発見器」の意味・わかりやすい解説

嘘発見器
うそはっけんき

「ポリグラフ」のページをご覧ください。

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