日本大百科全書(ニッポニカ) 「国分勘兵衛」の意味・わかりやすい解説 国分勘兵衛こくぶかんべえ(1883―1975) 実業家。本名秀次郎。三重県の山本家に生まれ、国分家の養子となる。東京高等商業学校(現、一橋大学)卒業後、国分商店に入る。1924年(大正13)10代勘兵衛を襲名。うま味調味料や洋酒などの新製品を取り扱い、家業を屈指の食品卸売業者に育てた。1950年(昭和25)株式会社に改組して社長に就任、1971年会長となる。なお、1950年にはカルピス食品工業の社長となり経営再建に尽力した。[前田和利]『国分商店小史編纂委員会編・刊『国分小史』(1962)』 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例