国士無双(読み)こくしむそう

[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション「国士無双」の解説

こくしむそう【国士無双】

北海道日本酒。酒名は、司馬遷の「史記」からとり、天下一辛口の酒を目指して命名。大吟醸酒、吟醸酒、純米酒本醸造酒をそろえる。平成2、8、10、14、19~21年度全国新酒鑑評会で金賞受賞。原料米は美山錦、きらら397、山田錦など。仕込み水は石狩川水系の伏流水蔵元の「髙砂酒造」は明治32年(1899)創業。所在地は旭川市宮下通。

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デジタル大辞泉「国士無双」の解説

こくし‐むそう〔‐ムサウ〕【国士無双】

国士の中で並ぶもない人物。天下第一の人物。
マージャンの役満貫の一。一と九の数牌(シューパイ)字牌(ツーパイ)を各1個ずつ計13牌をそろえ、そのうち一種類だけが2個になるようにそろえたもの。十三么九(シーサンヤオチュー)。
[補説]作品名別項。→国士無双

こくしむそう【国士無双】[映画]

伊丹万作監督による映画の題名。昭和7年(1932)公開。サイレントの時代劇コメディー。出演、片岡千恵蔵山田五十鈴ほか。
保坂延彦監督によるリメーク映画。昭和61年(1986)公開。出演、中井貴一、原田美枝子、原日出子ほか。

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デジタル大辞泉プラス「国士無双」の解説

国士無双〔1986年:日本映画〕

1986年公開の日本映画。監督:保坂延彦、原案伊勢野重任、伊丹万作、脚本菊島隆三、撮影:村井博。出演:中井貴一、原田美枝子、原日出子、岡本信人、火野正平、中村嘉葎雄、フランキー堺ほか。第10回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞(原田美枝子)受賞。

国士無双〔日本酒〕

北海道、高砂酒造株式会社の製造する日本酒。平成21酒造年度の全国新酒鑑評会で金賞を受賞。

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精選版 日本国語大辞典「国士無双」の解説

こくし‐むそう ‥ムサウ【国士無双】

〘名〙
① 国士の中で並ぶ者のない人物。天下第一のすぐれた人物。
史記抄(1477)一二「国士と云は国士無双なんどと云て一国の中に双びかいものを云ぞ」 〔史記‐淮陰侯伝〕
② マージャンの役の一つ「シーサンヤオチュウ(十三么九)」の俗称。

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四字熟語を知る辞典「国士無双」の解説

国士無双

国内で並ぶ者のないほどすぐれた人物。

[解説] 「国士」は国内で最もすぐれた人物。「無双」は二つとない、並ぶものがないという意味。の宰相しょうが、かんしんを評して言ったことば

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とっさの日本語便利帳「国士無双」の解説

国士無双

国に二人といないほどの才知の傑出した人物。麻雀の「国無」は二つとない困難な上がり手。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

世界大百科事典 第2版「国士無双」の解説

こくしむそう【国士無双】

伊丹万作監督のサイレント映画の〈幻の名作〉で,フィルムは現存しない。1932年製作の片岡千恵蔵プロダクション(千恵プロ)作品。原作は伊勢野重任(その後,千恵プロの専属となって山中貞雄稲垣浩の作品の脚本を書いた)の《にせ者》。〈武士道華やか過ぎしころ〉という字幕で始まり,〈武芸十八般本家本元総元締,将軍家御指南番〉の上泉伊勢守(高勢実乗)がその名前をかたるにせ者(片岡千恵蔵)に敗れ,〈ほんものがにせものに負けたためしは,古今東西,歴史にない〉と修業を積んで挑戦したがふたたび敗れ,〈正しいものが正しくないものに負けた〉〈正しいものが勝つのではない。

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世界大百科事典内の国士無双の言及

【伊丹万作】より

…10年間に22本の映画を撮ったが,すべて自作のシナリオによる。〈日本のルネ・クレール〉などと呼ばれたその〈知性の映像〉,内面のペシミズムとうらはらの軽妙洒脱(しやだつ)な語り口は,彼の映画のプリントとして現存している3本のうちの1本(しかも前半のほぼ1巻分が欠けているといわれる)《赤西蠣太》(1936)と《伊丹万作全集》第3巻所収の〈映画シナリオ集〉にわずかに片鱗がうかがえるのみで,名作といわれる《国士無双》(1932)もトーキー第1作の《忠次売出す》(1935)も現存していない(《赤西蠣太》のほかに現存するのは,戦国時代の経済破壊工作を描く奇抜なアイディアの《気まぐれ冠者》(1935)と,ビクトル・ユゴーの《レ・ミゼラブル》(1862)を翻案した《巨人伝》(1938))。 本名,池内義豊。…

【時代劇映画】より


[小市民映画と鳴滝組]
 世界大恐慌による不景気,戦争への歩みといった暗い世相の中,映画はサイレントからトーキーへと移り変わり,一方に検閲の強化もあって,時代劇は大きく変貌していく。その渦の一つの中心となったのは片岡千恵蔵プロダクションで,伊丹万作監督が《逃げ行く小伝次》《花火》などを経て,ほんものの剣聖がにせものに敗れるという話の《国士無双》(1932)で諧謔(かいぎやく)と風刺の精神を明朗かつ知的に打ち出し,《闇討渡世》(1932)では同じ姿勢で平手造酒の孤独を描いて,伊達騒動を背景にした《赤西蠣太》(1936)でその知的散文精神に基づく映画づくりを完成させる一方,稲垣浩監督《瞼の母》《一本刀土俵入り》(ともに1931),《弥太郎笠》(1932)などが,哀愁と明朗さに満ちた股旅もの映画のスタイルをつくり出した。いずれも片岡千恵蔵主演作品である。…

※「国士無双」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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