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土色 どしょくsoil colour

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

土色
どしょく
soil colour

土壌断面中に示された色のパターン。土色自身は重要なものではないが,土壌の他の性質 (排水の良否,有機物含量など) の指標として用いられる。土色に関与する最も大きいものは腐植と鉄などで,腐植は含量が多ければ暗色を呈し,少ければ淡色になり,鉄は酸化状態では黄褐色から赤褐色を呈し,還元状態では青灰色から灰色を呈する。その他マンガンカルシウムなども関与する。色が一様でない層については量の多いほうと少いほうの順に,「雑色,斑紋を含む」というように記述する。色は土色帳を用いてマンセル方式で色相・明度/彩度の順に記述する。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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色名がわかる辞典の解説

つちいろ【土色】

色名の一つ。JISの色彩規格では「くすんだみの」としている。一般に、やや黄色みがかった茶色のこと。江戸時代に用いられた茶色系統の一種。とは有機物などが砕けて地表を覆ったもので、地域により色は一様ではない。そのため。あくまでも平均的イメージとしての土の色をさす。現代では血の気を失った顔色の表現として土気色というように、あまりよい意味には使われない。

出典|講談社
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世界大百科事典 第2版の解説

どしょく【土色 soil color】

土壌の名前には褐色土,赤黄色土黒ボク土など,伝統的に土の色に由来するものが多い。有名なチェルノーゼムロシア語で黒土を意味する。それは土色が目につきやすい性質であるからだけでなく,付随する物理,化学,生物学的諸特性などを象徴しているからである。土の色を支配している大きな要因の一つは,遊離の鉄の量と存在形態である。たとえば土壌の褐色味は針鉄鉱αFeO(OH)またはその前駆物質に,赤色味は赤鉄鉱αFe2O3またはその前駆物質に由来する。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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大辞林 第三版の解説

つちいろ【土色】

土のような色。黒みを帯びた青色。血の気のない顔色にいう。つちけ色。

出典|三省堂
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世界大百科事典内の土色の言及

【黄】より

…伊原昭《万葉の色相》は,万葉集に〈いろ〉とよまれている用語例を調査して,用例を系統別にみると赤系統が54例であるのに対して,黄系統は1例にすぎないと述べている。その唯一例とは,〈白細砂(しらまなご)三津の黄土(はにふ)の色にいでて云はなくのみぞわが恋ふらくは〉(巻十一)の黄土色をさす。三津は難波津で,黄土色は顔料である土にちなむ命名であることが,はっきり知られる(ついでに付言すると,万葉に多い黄葉(もみじ)は赤系統に入れられている)。…

※「土色」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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