日本大百科全書(ニッポニカ) 「坂祝」の意味・わかりやすい解説
坂祝(町)
さかほぎ
岐阜県中南部、加茂郡(かもぐん)にある町。1968年(昭和43)町制施行。町名は式内社と伝える坂祝神社にちなむ。南は木曽(きそ)川に臨み、北から東は美濃(みの)加茂市、西は各務原(かかみがはら)市、関市に接する。町の中心地区は取組(とりくみ)、酒倉(さかぐら)で、町並みはJR高山本線坂祝駅前付近から、国道21号に沿い東西に広がる。酪農、トマトなどの野菜やセントポーリアなどの花卉(かき)栽培が盛ん。機械部品、電機部品の工場や、耐寒性に富む「坂祝瓦(かわら)」の工場がある。木曽川流域は飛騨(ひだ)木曽川国定公園域。面積12.87平方キロメートル、人口8071(2020)。
[上島正徳]