埴土(読み)しょくど(英語表記)clayey soils

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

埴土
しょくど
clayey soils

細土中に 50%以上の粘土を含む土壌。構造は緻密で水分や養分の吸収力は強いが,通気性は悪い。乾燥すると固結して砕けやすくなる。耕作には困難で,作物に及ぼす影響もよくない。

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デジタル大辞泉の解説

しょく‐ど【×埴土】

粘土分を50パーセント以上含む土。排水や通気性が悪く、耕作には適さない。

はに‐つち【×埴土】

埴(はに)」に同じ。

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大辞林 第三版の解説

しょくど【埴土】

粘土分50パーセント以上の土壌。粘着力が強く排水が悪い。耕作には向かない。

はにつち【埴土】

はに(埴)」に同じ。 「天香山の-を取りて以て天の平瓮ひらかを造りて/日本書紀 神武訓

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

埴土
しょくど

土性区分の一つで、かつての日本農学会法によるもっとも粘土分に富むもの。粘土(粒径0.01ミリメートル以下)の含有率が50%以上の土性をいう。この土性は、指先の感触ではほとんど砂粒を感じないほど微細な粘土粒子のみからなり、一般に粘性も強い。国際土壌学会法では、名称としての土にあたるクレイ(ヘビークレイheavy clay〈略記hC〉とライトクレイlight clay〈略記lC〉に細分)が、粘土粒子を0.002ミリメートル以下とする規定のもとに、三角座標の土性区分図に配置されている。日本農学会法の区分法とはかなり違うので、日本法で土性を5段階に分けた一つとしての埴土をそのままクレイとよぶのは不適当である。
 埴土は低湿な沖積平野の水田や、後背湿地または台地内に食い込む低地や泥炭地などの土壌にみられるほか、十分に粘土粒子の団粒を分散させた火山灰土壌も埴土に属する。[浅海重夫]

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