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能率給 ノウリツキュウ

デジタル大辞泉の解説

のうりつ‐きゅう〔‐キフ〕【能率給】

労働能率・作業成果に応じて支払われる賃金形態業績給

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百科事典マイペディアの解説

能率給【のうりつきゅう】

労働者個人または集団の能率に応じて支払われる賃金形態。一定時間の作業量を尺度とする出来高制,一定作業量を完了する時間の短縮を尺度とする割増賃金制,能率向上による利潤増加分を追加賃金として分配する利潤分配制など。
→関連項目請負給職務給賃金形態賃金体系

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世界大百科事典 第2版の解説

のうりつきゅう【能率給 incentive wage】

賃金支払形態は基本的に時間払いと出来高払いとに二大別されるが,出来高払系統の生産能率に応じて賃金収入を変動させる能率刺激的な賃金形態を一括して〈能率給〉または〈業績給〉と呼んでいる。この場合,能率のとり方から分類すると出来高制と時間割増制に大別される。前者は単位個数当りの賃金単価(個数賃率)を決め,出来高数量に応じて支払う方式であり,後者は単位出来高に対する標準作業時間と時間賃率を決めておき,出来高に応ずる標準作業時間を基準として支払う方式である。

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大辞林 第三版の解説

のうりつきゅう【能率給】

一定時間内における出来高・作業量に応じて支払われる賃金形態。 → 固定給生活給

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

能率給
のうりつきゅう

インセンティブ・ペイメント・システム」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

能率給
のうりつきゅう
incentive wage

労働能率、作業成果に基づいて支払われる賃金形態。出来高給の一種。標準以上の能率をあげた労働者に対して割増し支給を行うことによって労働意欲を刺激し、全体の能率を向上させることを目的とする。この割増し分をボーナスという。能率給の代表的な形態として、単位出来高当りの賃率に出来高を乗じる「単純出来高制」、標準作業量を設定し、それを上回る出来高には高率の出来高賃金率を適用し、逆に、下回る場合には低率の出来高賃金率を適用する「差別出来高制」、最低額を定め、低能率者にもある程度の生活保障を行う「保障付き出来高制」などがある。また、適用対象者別にみた分類として、労働者1人を単位として適用される「個人能率給」と、班・組・工場などを単位として複数労働者に適用される「集団能率給」とがある。
 能率給の採用は、労働能率の向上によって生産性を高めるとともに、産出高単位当りの労働コストを正確に見積もり、安定化させうるなど、資本家にはメリットが多い反面、労働者にとっては、賃金収入が不安定なうえに、能率向上に対応して賃率が逓減(ていげん)されたり、標準能率が引き上げられやすいために、賃金収入の増大にかならずしも結び付かない、競争によって団結が妨げられる、など問題点も少なくない。[横山寿一]

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世界大百科事典内の能率給の言及

【賃金形態】より

…その一つは〈時間賃金〉と呼ばれるもので,時給,日給,週給,月給など,時間賃(金)率と労働時間数を支払基準とする賃金形態である。 もう一つは〈個数賃金〉と呼ばれるもので,出来高給,能率給,業績給など,個数賃率(単価)と出来高量を支払基準とする賃金形態である。この場合の時間賃率および個数賃率は(標準日賃率/標準労働日の時間数)または(標準日賃率/標準日出来高)によって算出され規定されるほかはない。…

※「能率給」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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