堵列(読み)トレツ

デジタル大辞泉 「堵列」の意味・読み・例文・類語

と‐れつ【×堵列】

[名](スル)《「堵」はかきの意》大勢の人が垣のように横に並んで立つこと。また、その列。
「―した警官挙手の間を」〈徳永太陽のない街
[類語]並列整列行列列立林立分列櫛比しっぴ並行並び配列羅列縦列直列隊列隊伍一列分列列する連なる並ぶ立ち並ぶ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「堵列」の意味・読み・例文・類語

と‐れつ【堵列】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「堵」は壇の意 ) 大勢の人が垣のように並び立つこと。また、その列。特に、軍隊が、天皇など要人送迎護衛警戒などのため道に整列すること。
    1. [初出の実例]「全軍堵列、軍容を整へ」(出典:東京朝日新聞‐明治三八年(1905)一二月一八日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android