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塩化アルミニウム えんかアルミニウム aluminum chloride

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

塩化アルミニウム
えんかアルミニウム
aluminum chloride

化学式 AlCl3 。三塩化アルミニウムともいう。加熱した塩化水素ガスと金属アルミニウムを反応させて得られる。純粋なものは白色の固体だが,通常は灰色を帯びた黄色。緑色を帯びることもある。

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デジタル大辞泉の解説

えんか‐アルミニウム〔エンクワ‐〕【塩化アルミニウム】

アルミニウム粉と塩素を熱反応させて得られる無色の結晶。熱すると昇華して気体となる。空気中では水分を吸い、白煙をあげて加水分解する。各種触媒に使用。また、水溶液から六水和物が得られ、水によく溶け、加水分解して酸性を示し、染色・繊維工業などで使用。化学式AlCl3

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百科事典マイペディアの解説

塩化アルミニウム【えんかアルミニウム】

化学式はAlCl3。比重2.44,融点182.7℃(755mmHg),昇華点180℃。無色潮解性の強い固体で,水には熱を発して溶け,有機溶媒にも可溶。気体の分子はAl2Cl6分子からなる。

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世界大百科事典 第2版の解説

えんかアルミニウム【塩化アルミニウム aluminum chloride】

化学式AlCl3。無水物と結晶水を6分子もつ水和物があり,種々の点で互いに異なる性質をもつ。
無水塩化アルミニウム
 白色固体,通常は不純物のためやや黄色を帯びる。融点182.7℃(755mmHg)。揮発性が大きく,180℃から昇華する。比重2.44(25℃)。アルミニウム金属に塩素または塩化水素ガスを作用させてつくる。潮解性が大きく,湿った空気中では加水分解して塩化水素の白煙を生ずる。固体では図に示すような巨大分子の構造をしており,Alには6個のClが,Clには2個のAlが結合している。

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大辞林 第三版の解説

えんかアルミニウム【塩化アルミニウム】

アルミニウムを塩素または塩化水素の気流中で加熱し昇華させて得る、無色ないし黄色の結晶。化学式 AlCl3 ほとんどの有機溶媒に溶け、有機化学反応の触媒として用いる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

塩化アルミニウム
えんかあるみにうむ
aluminium chloride

アルミニウムと塩素の化合物。熱したアルミニウムに塩素を通すと無水和物が得られる。工業的にはボーキサイトコークスの混合物に塩素を通じてつくる。無色結晶であるが、工業製品は黄色に着色していることが多い。177.8℃で昇華する。潮解性で、空気中で加水分解して塩化水素の白煙を生ずる。水には溶けるが加水分解して酸性を示し、塩基性塩を生成する。金属アルミニウムを塩酸に溶かし、濃塩酸を加え、寒剤で冷却すると六水和物AlCl36H2Oが得られる。無水和物の蒸気密度は400℃まで二量体分子Al2Cl6に相当し、塩素原子がアルミニウム原子の周りにひずんだ四面体型に配位し、AlCl4四面体が塩素2原子を共有して結合した構造をもっている。

800℃以上では単量体になる。結晶では八面体型のAlCl6があり、その八面体の一つおきの辺を共有して三次元的に連なった巨大分子である。有機溶媒に溶け、ベンゼン溶液中でも二量体が存在する。フリーデル‐クラフツ反応、石油クラッキングやポリエチレンなどの合成に触媒として用いられる。六水和物は無色柱状晶。八面体型の[Al(H2O)6]3+とCl-のイオン結晶である。加熱しても無水塩とはならず、分解して塩化水素を発生して酸化アルミニウムとなる。水、エタノールに溶ける。水溶液は加水分解して酸性を示す。六水和物は防腐剤、染色などに用いられる。[守永健一・中原勝儼]

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