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巨大分子 きょだいぶんし

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

巨大分子
きょだいぶんし

(1) giant molecule 化学結合 (水素結合を含む) によって無限個数の原子の1つの集団,すなわち1つの分子ができるとき,その原子の集団を巨大分子という。たとえば石墨の結晶はベンゼン核を無限に縮合したもので,炭素原子数が無限大の巨大分子である。

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デジタル大辞泉の解説

きょだい‐ぶんし【巨大分子】

一つの結晶が一つの分子であるような分子。共有結合によって無限に近いほど多数の原子が集まってでき、ダイヤモンドなどにみられる。また、でんぷん・たんぱく質のような高分子をいうことがある。

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百科事典マイペディアの解説

巨大分子【きょだいぶんし】

化学結合によって生ずる一つの原子集団がきわめて多数の原子を含んでいるとき,これを巨大分子という。非常に大きな分子量(目安としては1万以上)をもつ分子として特定できるもの(タンパク質や繊維などの高分子化合物)をさすこともあるが,どこまでが一つの分子であるか特定できないものも含める。

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世界大百科事典 第2版の解説

きょだいぶんし【巨大分子 macromolecule】

原子が共有結合によって非常に多数結合した分子。ダイヤモンドは炭素原子から成る巨大分子の代表で,1カラット(0.2g)のダイヤモンドは1021個の炭素原子が規則正しく結合してできた物質である。黒鉛C,水晶(二酸化ケイ素SiO2),炭化ケイ素SiC,窒化ホウ素BNもその構成原子が共有結合した巨大分子である。数百から数万の炭素原子が鎖状に結合してできた炭化水素であるポリエチレンも巨大分子に分類されるが,繊維やゴムなどとともに高分子化合物と呼ばれている。

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大辞林 第三版の解説

きょだいぶんし【巨大分子】

高分子化合物 」に同じ。
ダイヤモンドや石英のように、共有結合によって多数の原子が結合した分子。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

巨大分子
きょだいぶんし
macromolecule

分子量の大きな分子。通常、分子量1万以上のものをさす。[編集部]

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世界大百科事典内の巨大分子の言及

【シュタウディンガー】より

…ウォルムスに生まれ,1903年ハレ大学で学位を得,チューリヒのスイス連邦工科大学(1912‐26),フライブルク大学(1926‐51)の化学教授を歴任,51年高分子研究所長となった。はじめにケテン類の研究で名をなし,次いで行ったイソプレン研究から重合物の構造に関心を深め,1920年ゴム,ポリスチレンなどのポリマーが鎖状の大分子からなると発表,2年後にこれを〈巨大分子Makromolekül〉と名づけた。彼の説は当時支配的だった〈会合体説〉の支持者に反対されたが,論争の末30年代に学界に受け入れられるに至った。…

【分子】より

… メタンCH4の4個の水素原子がすべて炭素原子と結合し,それが何百万個も何千万個も繰り返しつながった分子がダイヤモンドである。したがって,ダイヤモンドは1個の巨大な分子とみなすことができ,とくにこれらを巨大分子ということがある。グラファイトも同様に炭素原子からできた巨大分子である。…

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