塩竈[市](読み)しおがま

百科事典マイペディア 「塩竈[市]」の意味・わかりやすい解説

塩竈[市]【しおがま】

宮城県中部,松島湾南岸の市。1941年市制。塩竈(しおがま)神社門前町として発達東北本線仙石線が通じる。全国有数の水産都市で,水揚高は下関焼津(やいづ)に次ぐ。水産加工場と魚市場が多く,カキアサリアワビ養殖も行われる。1954年重要港湾,1964年新産業都市仙台湾地区として指定され,石炭石油木材,塩などの移輸出商港としても発展,工業港も建設された。特別名勝松島湾遊覧船の発着地で,8月の〈みなと祭〉でのみこし海上渡御は有名である。東日本大震災で,市内において被害が発生。17.37km2。5万6490人(2010)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android