明治〜昭和期の中国文学者 東京大学名誉教授。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
中国文学者。東京生まれ。幕末以来、漢学を家学とし、東京帝国大学漢学科在学中に星野恒(ひさし)、森槐南(かいなん)の教えを受けた。1906年(明治39)助教授に任ぜられ、ドイツに留学、戯曲小説を重視する西欧の文学研究法に接し、ついで留学した清(しん)国では、葉徳輝(しょうとくき/せっとくき)に就いて戯曲学の研鑽(けんさん)に努めた。20年に教授に昇任、支那(しな)文学講座を担当すること20年間に及んだ。儒教を尊び、漢学者の風格があった。元(げん)・明(みん)・清の戯曲小説を対象とする俗文学研究の新分野を開拓した。『支那文学概論講話』(1919)などの著作、元曲『西廂記(せいそうき)』などの邦訳がある。
[伊藤漱平]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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