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声点 しょうてん

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

声点
しょうてん

漢字の四隅ないしその中間につけられた点。元来,中国で四声を示すためにつけられたもので,のちに日本にも伝わり,やがて仮名にもつけられ,アクセントを表すようになった。その形は,二筆書きの ( ) や一筆書きの「◦」,「・」などで,濁音を示すには「・・」などのように二つ並べる(のちの濁点の起源)。

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デジタル大辞泉の解説

しょう‐てん〔シヤウ‐〕【声点】

漢字の四声を表すために、漢字の四隅、またはその中間につけられる点。中国に始まり、日本でも用いられる。漢字の四隅のうち、左下は平声、左上は上声、右上は去声、右下は入声を示す。のち、アクセントを示すために仮名にもつけられるようになった。声符(しょうふ)。

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百科事典マイペディアの解説

声点【しょうてん】

文字に施してその音節の声調を示すアクセント記号。文字の四隅に点を施し,〈平声〉〈上声〉〈去声〉〈入声〉の声調を表す四声の体系と,これに〈平声の軽〉〈入声の軽〉の二つを加えた六声の体系とがある。
→関連項目字鏡集

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大辞林 第三版の解説

しょうてん【声点】

漢字の四声を示すため、漢字の四隅または、その中間に付ける点。左下が平声ひようしよう、左上が上声じようしよう、右上が去声きよしよう、右下が入声につしようを示す。中国の唐代にすでに行われていたといわれる。日本に伝わってからは、仮名に付して国語アクセントを示すのにも用いられ、さらに、声点を二点並べて濁音を示すなど、濁音符の源ともなった。四声点。声符しようふ

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

声点
しょうてん

漢字または仮名に付して、その音節の声調を示す符号。声符(しょうふ)ともいう。[石塚晴通]

起源

漢字に声点を付すことは、中国に始まり、漢字の原音・原義ではなく、派生音・派生義であることを示す「破音(はおん)」の法に由来する。初め破音を示すために、漢字の中央またはかたわらに朱の点発(てんぱつ)を付していたものが、四声(しせい)の枠を利用して、派生音・派生義のいずれであるかを示すために、漢字の四隅に点発を付すようになり、のちに(唐代後半)破音の機能を離れて、声調だけを示す点発、圏発を漢字に付すようになった。これが声点である。[石塚晴通]

沿革

漢字の四隅に点発を付す破音では、初めはの(1)のように、右上―平声(ひょうしょう)型であったが、のちにの(2)のように、左下―平声型に固定した。声点ではさらにの(3)のように、平声軽、入声(にっしょう)軽をも示すようになった。日本にも破音、声点は伝来し、9世紀極末期ごろから実例がみられる。声点はのちに(11世紀前半)仮名にも付されるようになり、日本語の声調を示す資料となっている。平安時代では、平―低平調、上―高平調、去―尻上(しりあがり)調、平軽―尻下(しりさがり)調と四声調を区別していたが、平軽、去が区別されなくなり、鎌倉時代になると、一般には平、上のみとなり、今日に至っている。[石塚晴通]
『金田一春彦著『国語アクセントの史的研究――原理と方法』(1974・塙書房) ▽小松英雄著『日本声調史論考』(1971・風間書房)』

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世界大百科事典内の声点の言及

【字音】より

…個々の漢字の示す音(オン)。中国語以外の言語では,中国語の字音をその漢字と共に借用して自らの言語に順応させた音をいい,特に〈漢字音〉とも称する。中国語からの借用に当たっては,字音は個々の言語の音韻体系,音節構造に適合するように変形される。このようにして,言語ごとに順応・定着した字音,その字音の成す集合・体系を〈日本漢字音〉〈朝鮮漢字音〉〈ベトナム(越南)漢字音〉のように,言語名を冠して呼ぶ。 漢字音は,漢字という文字と組になっている点で,単なる借用語(外来語)とは異なる。…

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