夏川静枝(読み)ナツカワ シズエ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「夏川静枝」の解説

夏川 静枝
ナツカワ シズエ


職業
女優

本名
飯田 静江

旧名・旧姓
佐々木

別名
旧芸名=夏川 静江(ナツカワ シズエ)

生年月日
明治42年 3月9日

出生地
東京市 芝区桜田本郷町(東京都 港区西新橋)

学歴
文化学院中等部〔大正13年〕中退

経歴
新劇俳優を父にもち、大正5年小杉天外作「銀笛」に子役として初舞台。9年民衆座「青い鳥」や帝劇「レ・ミゼラブル」などに出演。11年舞台協会、13年築地小劇場に参加。昭和2年日活に入社。看板女優として、「彼をめぐる五人の女」「椿姫」「結婚二重奏」「激流」「ふるさと」「心の太陽」などに主演。9年東宝劇団創立と同時に移籍し、以後は舞台を中心に活躍。12年結婚し、一時芸能界を退く。15年豊田四郎監督に請われ名作「小島の春」に主演し、高い評価を得る。戦後はフリーとなり、脇役として数多くの映画テレビ助演。静かな語り口で気品あふれる演技を見せた。

受賞
紫綬褒章〔昭和48年〕,勲四等宝冠章〔昭和56年〕 NHK放送文化賞(第2回・昭50年度)

没年月日
平成11年 1月24日 (1999年)

家族
夫=飯田 信夫(作曲家),長女=夏川 かほる(女優),父=佐々木 積(俳優),弟=夏川 大二郎(俳優)

伝記
増殖するペルソナ―映画スターダムの成立と日本近代女優事始め―栗島すみ子 岡田嘉子 夏川静枝 藤木 秀朗 著林 靖治 編(発行元 名古屋大学出版会平凡社 ’07’86発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「夏川静枝」の解説

夏川 静枝
ナツカワ シズエ

大正・昭和期の女優



生年
明治42(1909)年3月9日

没年
平成11(1999)年1月24日

出生地
東京市芝区桜田本郷町(現・東京都港区西新橋)

本名
飯田 静江

旧姓(旧名)
佐々木

別名
旧芸名=夏川 静江(ナツカワ シズエ)

学歴〔年〕
文化学院中等部〔大正13年〕中退

主な受賞名〔年〕
NHK放送文化賞(第2回・昭50年度),紫綬褒章〔昭和48年〕,勲四等宝冠章〔昭和56年〕

経歴
新劇俳優を父にもち、大正5年小杉天外作「銀笛」に子役として初舞台。9年民衆座「青い鳥」や帝劇「レ・ミゼラブル」などに出演。11年舞台協会、13年築地小劇場に参加。昭和2年日活に入社。看板女優として、「彼をめぐる五人の女」「椿姫」「結婚二重奏」「激流」「ふるさと」「心の太陽」などに主演。9年東宝劇団創立と同時に移籍し、以後は舞台を中心に活躍。12年結婚し、一時芸能界を退く。15年豊田四郎監督に請われ名作「小島の春」に主演し、高い評価を得る。戦後はフリーとなり、脇役として数多くの映画・テレビに助演。静かな語り口で気品あふれる演技を見せた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「夏川静枝」の解説

夏川静枝 なつかわ-しずえ

1909-1999 大正-平成時代の女優。
明治42年3月9日生まれ。7歳で舞台にたち,大正9年「青い鳥」で初代水谷八重子と共演。昭和2年日活にはいり「椿姫」「結婚二重奏」などで人気をあつめる。9年東宝劇団にうつり舞台を中心に活躍。戦後は脇役として映画,テレビに出演した。平成11年1月24日死去。89歳。東京出身。文化学院中等部中退。本名は飯田静江。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「夏川静枝」の解説

夏川 静枝 (なつかわ しずえ)

生年月日:1909年3月9日
大正時代;昭和時代の女優
1999年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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