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大日堂舞楽 ダイニチドウブガク

デジタル大辞泉プラスの解説

大日堂舞楽

秋田県鹿角市に伝わる民俗芸能。八幡平の大日堂で1月2日に行われる舞楽で、1000年以上の歴史を持つ。1976年、国の重要無形民俗文化財に指定。2009年、ユネスコの無形文化遺産に登録。

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世界大百科事典 第2版の解説

だいにちどうぶがく【大日堂舞楽】

民俗芸能。秋田県鹿角市八幡平字小豆沢(あずきざわ)の大日堂(大日孁貴(おおひるめむち)神社)で,1月2日に行われる祭事芸能。小豆沢,大里,谷内,長嶺の4集落の能衆によって舞われる。能衆は世襲で,それぞれの集落に所伝の舞がある。当日午前2時ごろ能衆は舞台元などと呼ばれるそれぞれの村の宿に集まり,水垢離(みずごり)潔斎のあと所伝の舞を舞い,暁前に行列を組んで大日堂に向かう。籾(もみ)押し,幡(はた)揚げなどの行事ののち,午前8時ごろから舞楽が堂内中央の舞台で執行される。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

大日堂舞楽
だいにちどうぶがく

秋田県鹿角(かづの)市八幡平字(はちまんたいあざ)小豆沢(あずきさわ)の大日堂で正月2日に行われる舞楽。祭堂(ざいどう)(在堂)ともよばれる。祭礼は小豆沢のほか大里(おおさと)、長嶺(ながみね)、谷内(たにない)の四つの集落によって担われるが、舞の演目は各村の分担が伝承で定められている。神子(みこ)舞(四か村)、加名手(かなて)舞(同)、権現(ごんげん)舞(小豆沢)、駒(こま)舞(大里)、烏遍(うへん)舞(長嶺)、鳥舞(大里)、工匠(こうしょう)舞(ばぢ堂舞とも。大里)、田楽(でんがく)舞(小豆沢)、五大尊(ごだいそん)舞(谷内)となっている。維新前には小豆沢の別当および一の庭、大里の籠屋(かごや)、谷内の大博士(おおばかせ)などとよばれる世襲の頭役は南部家から扶持(ふち)を支給されていた。中央の舞楽とはその曲目も異なり、地域的な信仰と結び付いた民俗的色合いの濃厚な独自の芸態を伝承している。1976年(昭和51)国の重要無形民俗文化財に指定された。[高山 茂]
 また、2009年(平成21)ユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録された。[編集部]

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