大統暦(読み)たいとうれき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

大統暦
たいとうれき

中国,明代に行われた暦法の一つ。郭守敬のつくった授時暦に修正を加えたもので,洪武1 (1368) 年から約 260年間用いられた。1年の長さを 365.2425日 (正確な1太陽年は 365.2422…日) とするなど,かなり精度の高いものであった。しかし,崇禎2 (1629) 年の日食の予報がはずれたため,以来,西洋天文学による暦がつくられることになった。なお,日本でも 1684年,宣明暦から貞享暦に移る8ヵ月間,この大統暦が用いられた。

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世界大百科事典 第2版の解説

だいとうれき【大統暦 Dà tŏng lì】

中国の明代の暦。1281年(元の至元18)から施行された授時暦は元が滅んだ後,大統暦と名称を変えて明の滅亡(1644)まで用いられた。授時暦のなかの消長法を除外したもので,元統が1384年(洪武17)に編成し,翌年から実施された。明初の1368年(洪武1)から84年までの暦も本質的には授時暦であったが,やはり大統暦と称されていた。食の予報には回回暦が参用された。【橋本 敬造】

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大辞林 第三版の解説

だいとうれき【大統暦】

中国、明代に行われた暦。元統の編。1368年から明代を通じて用いられた。1684年、日本でも採用されたが、同年中に廃止。貞享暦がこれに代わった。

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