天塩岳(読み)テシオダケ

デジタル大辞泉 「天塩岳」の意味・読み・例文・類語

てしお‐だけ〔てしほ‐〕【天塩岳】

北海道北東部、北見山地最高峰の山。標高1558メートル。大雪山北方に位置する。

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日本歴史地名大系 「天塩岳」の解説

天塩岳
てしおだけ

朝日町の南東端、網走支庁の紋別郡滝上たきのうえ町との境にある。北見山地の南部に位置し、標高一五五七・六メートル。北見山地の最高峰で、天塩川水源にあたる。周囲には前天塩まえてしお(一五四〇メートル)、西天塩岳(一四六五メートル)渚滑しよこつ(一三四五メートル)馬背ばせ(一一九八メートル)於鬼頭おきと(一一七六メートル)と一〇〇〇メートル以上の丸みを帯びた峰が連なり、南東方には浮島うきしま湿原がある。一等三角点(名称は天塩岳)がある山頂からは北に北見山地北部の山々、南に大雪山が遠望できる。松浦武四郎の「丁巳日誌」(天之穂日誌)に「其岳をテセウノホリと云。其後ろの方の流れは、西は石カリ川すじえ落、南はユウベツえ落入るよし。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「天塩岳」の意味・わかりやすい解説

天塩岳
てしおだけ

北海道北東部,北見山地にある山。標高 1558m。北見山地の最高峰で,士別市滝上町の境に位置する。石狩川天塩川渚滑川の 3水系の源流地で,険しい山容を呈し,頂上付近に急斜面で囲まれた残丘状の地形が認められる。新第三紀中新世の粗粒安山岩大部分を占める。北海道の山地のなかでは原始景観が特に豊かで,天塩岳道立自然公園に属する。

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