大脳の特定部位の損傷によって、麻痺(まひ)などの運動障害がないのに、いろいろな目的のある行為や動作ができなくなる状態をいい、肢節運動失行、観念運動失行、観念失行、構成失行、着衣失行の諸型がある。肢節運動失行は、手指、顔面、下肢など身体の一部に失行が現れ、麻痺への移行型とみなされる。観念運動失行では、影絵でキツネのまねをさせるなど単純な動作が、自発的にはできるのに命令されるとできなくなる。観念失行では、たばこに火をつけるなど複雑な動作をさせると、火のついていないマッチをたばこに近づけるなど動作の時間的順序に混乱がみられる。構成失行では、図形を描いたり積み木を組み立てたりすることが、着衣失行では、衣服を着ることができなくなる。
[海老原進一郎]
…運動麻痺,失調,不随意運動などの運動障害,知能障害,および意識障害などはなく,なすべき行為を十分に理解し,運動に際し使用する物品もよく認知しているにもかかわらず,なすべき行為を遂行しえない症状を失行または失行症という。この症状は大脳の部分的破壊によって生ずる。…
※「失行症」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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