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妙本寺 ミョウホンジ

デジタル大辞泉の解説

みょうほん‐じ〔メウホン‐〕【妙本寺】

神奈川県鎌倉市にある日蓮宗の寺。山号は、長興山。文応元年(1260)比企能本(ひきよしもと)の建立。開山は日朗。池上本門寺と両山一首制をとるなど本門寺と深い関係にあった。→本門寺

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百科事典マイペディアの解説

妙本寺【みょうほんじ】

千葉県鋸南(きょなん)町にある日蓮正宗の寺。康永(こうえい)年中(1342年―1345年)日蓮(にちれん)の孫弟子日郷(にちごう)が,地頭笹生重信(ささおしげのぶ)から寺地を寄進され創立。
→関連項目日蓮宗

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世界大百科事典 第2版の解説

みょうほんじ【妙本寺】

千葉県安房郡鋸南(きよなん)町にある日蓮正宗の寺。中谷山と号する。康永年中(1342‐45)日蓮の孫弟子にあたる日郷が,この地の地頭笹生重信の寄進を受けて創立。のちに室町幕府,里見氏らの保護を受け,里見義尭の帰依を得た日我(1508‐86)が日蓮教学の上で一時期を画するなど,名僧が輩出した。日蓮自筆の曼荼羅本尊《万年救護大曼荼羅》をはじめ,多くの貴重な古文書を伝えている。【中尾 尭】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

妙本寺
みょうほんじ

神奈川県鎌倉市大町比企(ひき)ヶ谷(やつ)にある日蓮(にちれん)宗妙本寺派の本山。長興(ちょうこう)山と号する。本尊は三宝(さんぼう)祖師。開山は日朗(にちろう)。1260年(文応1)比企能本(ひきよしもと)の草創と伝えられるが、一説には1274年(文永11)比企氏が日蓮に私邸を喜捨(きしゃ)したのが始まりという。1422年(応永29)佐竹入道常元(さたけにゅうどうじょうげん)(山入(やまいり)與義)が寺にこもり足利持氏(もちうじ)に攻められた際に当寺も炎上、1559年(永禄2)ころには復興されたようである(本門寺日現書状による)。長尾景虎(かげとら)(上杉謙信(けんしん))をはじめ各武将はその軍勢が寺内で狼藉(ろうぜき)することを禁じた。豊臣(とよとみ)秀吉も同様の禁令を出している。江戸時代に徳川家康が寺領を付与し、諸堂の修復、三宝諸尊の再興、釈迦堂向拝(しゃかどうこうはい)、鐘楼などがつくられた。[田村晃祐]

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世界大百科事典内の妙本寺の言及

【日朗】より

…82年(弘安5)日蓮は本弟子として6人(六老僧)を指定したが,日朗もその一人に加えられた。日蓮の信奉者であった武蔵池上の池上氏と親しく,日蓮は池上氏の館で没したが,この地にやがて本門寺が創建され,日朗はこれを主管して,鎌倉比企谷(ひきがやつ)の妙本寺とともに,東国に師の教えを広める拠点とした。弟子の育成にも努め,人材を輩出させた。…

【本門寺】より

…日蓮の直弟日朗も池上氏と親しく,日蓮の七年忌のころには別当と称しているところからすれば,この堂宇の主管者であったであろう。一方,日朗は,鎌倉比企谷(ひきがやつ)の房舎を寺院化した長興山妙本寺に在住,これを弘通(ぐつう)と門弟育成の拠点としたので,本門・妙本両寺を主管したことになり,日朗以後も両寺一貫首(かんず)(住持)制がとられて近世にいたる。本門寺も日蓮示寂の霊場寺院として多くの末寺を抱え,日朗の弟子日伝による下総平賀の長谷山本土寺,妙本寺とともに,日朗門流=比企谷門流の中心である三長三本山の一つとして重きをなし,その教線を房総半島に伸張した。…

【妙顕寺】より

…他方,町衆社会に多くの信徒を得,また地方に教線を伸ばして諸国末寺を建立し,室町時代,京都最大の日蓮宗寺院に発展した。だが,それだけに叡山の迫害も激しく,堂舎を破却されたり,1393年(明徳4)には寺号を妙本寺と改称させられたりした(永正・大永(1504‐28)ころ妙顕寺の旧号に復する)。妙覚・立本(りゆうほん)・本能・妙蓮・本隆の京都日蓮宗(法華宗)の諸大寺は当寺から室町時代に分出したものである。…

※「妙本寺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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