市町村の教育委員会,公民館,また婦人団体が行う社会教育事業で,全国各地で広く普及している。家庭婦人を対象とした社会教育は第2次大戦前から盛んであったが,戦後の昭和20年代に,女性の社会的地位の向上と新しい家庭生活の担い手としての自覚を促す学級形式の婦人教育が,婦人学級,婦人教養講座,生活学級などの名称で始められるようになった。また,文部省は1956年度から婦人学級の普及発達のために委嘱婦人学級の制度を設け,市町村に事業費補助を行っている。全国で約1万5500学級が開設され,約66万人の女性が参加しているが(1992),1983年時点と比較すると,ほぼ半減している。教育内容は,子どもの教育,消費生活,家族の健康管理,地域社会づくりなどが多かったが,〈国際婦人年〉(1975)以後は,女性の再就職や老後など,男女平等や女性の自立の問題を取り入れ,受講希望者が企画委員として学習のプログラムを自主編成することも珍しくない。講義と〈話合い学習〉を中心に,教育映画やテレビ番組の利用,アンケート調査や社会見学などの方法を取り入れて行う場合もあり,学習の感想や反省をまとめて文集にすることもある。学級終了後は,有志で〈自主グループ〉をつくり,学習を継続する場合も少なくない。
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執筆者:室 俊司
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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… 他方,社会教育のなかの女子教育,いわゆる婦人教育も戦後著しく発展してきた。1956年から生活課題に即した集団学習の場としての婦人学級,婦人講座が,64年から家庭教育に関する集団学習の場としての家庭教育学級,家庭教育講座(両親対象であるが実質的には女性対象)が,76年から女性の能力・技術の提供を通してその人間性を高める学習の場としての婦人ボランティア育成講座などが,それぞれ数多く市町村で開設されている。また,1952年結成の全国地域婦人団体連絡協議会(地婦連)など多様な女性団体による学習活動も見のがせない。…
※「婦人学級」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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