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子囊菌類 しのうきんるいsac fungi

世界大百科事典 第2版の解説

しのうきんるい【子囊菌類 sac fungi】

酵母のように単細胞を主体とするものから,コウジカビ,アオカビアカパンカビなどのように糸状細胞のいわゆるカビといわれるものや,さらにマメザヤタケチャワンタケアミガサタケなどのように比較的大型でキノコ状のものまでをふくむ菌類をまとめた大群である。現在のところ1950属,1万5000種が知られている。他の菌類と同様に,無性生殖有性生殖との世代交代をくり返すが,子囊菌類の特徴は,有性生殖の結果として子囊という袋を形成し,その中に普通8個の胞子(子囊胞子)をつくることである。

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世界大百科事典内の子囊菌類の言及

【菌類】より

…また運動性のある菌は特殊な器官をもつ。
[分類,体制]
 変形菌門Myxomycotaと真菌門Eumycotaの二つの門に大別され,後者は鞭毛菌類接合菌類子囊菌類担子菌類不完全菌類の五つの亜門に分けられる。この分類基準は有性生殖器官の形質におかれ,したがって有性生殖の見いだされないものは,とりあえず不完全菌類としてまとめられている。…

【植物】より

…生物界を動物と植物に二大別するのは,常識の範囲では当然のように思えるが,厳密な区別をしようとするとさまざまな問題がでてくる。かつては生物の世界を動物界と植物界に二大別するのが常識だったが,菌類を第三の界と認識すると,それに対応するのは狭義の動物(後生動物),狭義の植物(陸上植物)ということになり,原生動物や多くの藻類などは原生生物という名でひとまとめにされ,また,これら真核生物に比して,細菌類やラン藻類は原核性で,原核生物と別の群にまとめることができる。…

※「子囊菌類」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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