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孟母三遷 モウボサンセン

とっさの日本語便利帳の解説

孟母三遷

孟子の母が、環境が子に与える影響を考えて、墓地の近くから市の傍らへ、さらに学校の傍らへと居を三回したことから。また「孟母断機」は、学業半ばに帰宅した孟子に、織りかけの機糸を断って、学成るまで勤めるよう諭したことから。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

孟母三遷
もうぼさんせん

中国、戦国時代の思想家孟子の母が、孟子の教育のために三度も住居を遷(うつ)ったとの故事をいう。漢の劉向撰(りゅうきょうせん)の『列女伝』一に、孟母は初め墓地の近くに居を定めたが、孟子が葬式のまねばかりするので、市場の近くに転居した。すると今度は商売人のまねをして遊ぶので、ここもわが子のためにふさわしい所ではないと、学校のそばに居を移すと、孟子が喜々として礼儀作法のまねをするようになったので、孟母はこここそがわが子のいるべき所だといって、ついにここに住居を定めたと伝える。[田所義行]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の孟母三遷の言及

【孟子】より

…孔子の生地に近い鄒(すう)(山東省)の人。幼少のころ,母親が教育環境を配慮して三たび転居したこと,いわゆる〈孟母三遷〉,遠く遊学した孟軻が帰省するや母親が機(はた)を断ち切って学業を中断すべからざるを説いたこと,いわゆる〈孟母断機〉は,広く知られた伝説である。孔子の孫の子思の門人に学び,儒学に通じてのち,斉の宣王に仕え,王道の理想を説いた。…

※「孟母三遷」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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