日本歴史地名大系 「宇賀神社」の解説
宇賀神社
うがじんじや
宇賀神社
うがじんじや
[現在地名]高知市長浜
「三代実録」元慶三年(八七九)九月二七日条に土佐国の「正六位上宇賀神」が従五位下に昇階した記事がみえ、当社に比定される。「土佐幽考」は「里人伝曰宇賀社又惣蔵、且云古有宇賀長者子孫今見在国内是其神也」と里伝を紹介し、さらに、古くには国中の新穀を集めてこれを祀ることが行われたが、この神社はその稲霊を祀ったものという。またここに当国の官倉があって正税公廨の雑稲を収めていたとし、その蔵を惣蔵とよんだといい、惣蔵社の名もそれにちなむとする。天正一六年(一五八八)の長浜地検帳に「ソウソウ宮修理田」とみえる。
宇賀神社
うがじんじや
宇賀神社
うがじんじや
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報