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客主 きゃくしゅ

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世界大百科事典 第2版の解説

きゃくしゅ【客主】

朝鮮の伝統的な商業機関の一つで,李朝とくにその後期に発達した。客主とは客商主人の略で,大別すると歩行客主と物商客主とに分かれる。前者は比較的高級な旅館業を営む者を指すが,おそらくこうした旅館業者が,旅客たる商人の商品を委託販売したり,保管したりするようになって,商業,金融業を営む物商客主が発生したものと推測される。歴史的に重要なのはこの物商客主で,その業務は次のように広範囲にわたった。(1)委託販売業 生産者や商人から委託を受けて商品を販売し,口銭(手数料)を得た。

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世界大百科事典内の客主の言及

【商人】より

…このほか,浙江省や広東省からも多くの商人を出したが,彼らは19世紀ころから台頭しはじめ,海外諸国との関係を通じて足場を固め,20世紀にはいると最大の勢力へと成長した。華僑専売【寺田 隆信】
[朝鮮]
 近代以前の朝鮮における商業の担い手には,御用商人である市廛(してん)(六矣廛(ろくいてん))および貢人のほか,客主,旅閣や褓負商(ほふしよう),さらには京江商人など李朝後期に台頭する私商人層がある。李朝政府は,高麗の制度を受け継いで建国当初から首都ソウルに市廛を設置,特定商品の専売権を与える代償として種々の負担を課し,国家の必需品を調達させた。…

※「客主」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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